あらすじ
もはやIT化は、wantではなくmustの時代になりました。
どんなシステムを、どんな風に導入すれば、
IT化の最善ルートを進んでいけるのかー。
本書はその道筋を照らします。
中小企業を中心にこれまで700社以上ものシステム構築を行ってきた、
株式会社ジョイゾー代表・四宮靖隆氏が、
●中小企業がIT化を図るときの進め方
●要件定義の方法
●簡単に導入できるクラウドサービスの紹介
●外部のシステム開発会社の探し方・付き合い方
●社内の調整、運用方法
などを伝える一冊。
■目次
1章 そのシステムは、“何のため”に導入するのか?
IT化は“目的”ではなく“手段”である
「IT化すること」が目的ではありません
その悩み、IT化で解決できます!
ほか
2章 IT化(業務改善)担当者に“ふさわしい人”とは?
チーム作りの要になるのは“ITの知識”ではない
専門業者に「丸投げ」してはいけない理由
「なくてもいい」ITの知識
ほか
3章 IT化に取り組むには“何をすれば”いい?
業務改善に向けた基本的な流れを押さえよう
シンプルな“IT化担当者がやるべきこと”
「高い」「安い」で判断しない
ほか
4章 「システム作り」と「業者」はどう選べばいいのか?
この“ポイント”をはずさなければ大丈夫
中小企業にはクラウドサービスがおすすめ
クラウドサービスを上手に利用するには?
ほか
5章 IT化は「今すぐ」「待ったなし」
中小企業ほど優位性を発揮できる!
「いつやればいいの?」―その答えは明白です
いまいち「ピン!」ときていない人をどうするか
ほか
■著者 四宮靖隆(シノミヤヤスタカ)
株式会社ジョイゾー代表取締役社長。1976年東京生まれ。
東海大学文学部卒業後、システム開発会社に入社。
その後、2010年に株式会社ジョイゾーを設立
(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
IT化は目的じゃなく、手段。
目先の機能や手軽さにとらわれ焦って導入し「結局使ってない…」なんてオチにしない!本当に効率が上がるIT化の手順、業者との付合い方、社内担当の決め方…を指南。良書!
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「人は変えたくないのではなく、変えられたくない」
激しく頷いた!サイト、アプリ、社内システム…業者とは「チーム」。納品してからがスタート。社内抵抗勢力から理解を得る。社長の強い想いが重要(みんな見てるから)…沁み過ぎる。
社長、担当、業者…全員揃って読むべき一冊だなと思いました!
Posted by ブクログ
中小企業に向けてのIT化の指南書。IT化は手段であるとしっかり釘を刺して始まり、担当者の人選、基本的な進め方、業者の選定方法と話を進め、そしてそれは待ったなしであり先ずは一歩踏み出せと啓発します。冒頭でのIT化は手段であるとの言説が繰り返されるのが印象的ですが、DXとかAIとかバズワードに踊らされると往々にして手段が目的となってしまうのでとても重要な心構えですね。とて丁重かつ分かりやすく書かれており、逆にSIerが中小企業の実態を把握するのにもとても役立ちます。ここまで書くに至るまで中小企業のIT化推進を行った著者の血と汗と涙に敬意を表します。
Posted by ブクログ
本書で何度も触れられているけれど、IT化やデジタル化は目的ではなく手段。顧客の問題を解決できるかどうかが重要。問題が解決するならば、許せる範囲での出費は惜しまない。困っていることが解決するのならば。数日前から我が家のテレビでNHKが受信できないのだけれど(業者に調査依頼済み)、テレビが観れるようになるならば、部品の交換やテレビの買い換えも辞さない。本書のテーマとちょっと近いかもと思った最近の出来事。
Posted by ブクログ
コロナ禍に書かれた本。
私はIT化の担当者側の視点で読んだが、参考になる点が多かった。
●気に入ったフレーズ
担当者が代わり操作してしまうと、現場の人は操作方法ではなく、代わりにやってもらうラクさをおぼえてしま。
Posted by ブクログ
1.課題発見と、整理(業務目的の明確化)
2.IT化計画と全体像設計(要件定義)
3.データベースとデータの流れを設計(設計)
4.システムを作る(開発)
5.運用と改善(運用改善)