【感想・ネタバレ】平気で冤罪をつくる人たち 誤判は必然的に生まれるのレビュー

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2011年04月24日

[ 内容 ]
菅家利和さんの無実が確実になった足利事件。
男性にとって決して他人事ではない痴漢冤罪。
これらの悲劇はなぜ起こるのか。
「起訴された刑事事件の有罪率―九九%」という驚くべき数字は、本当に妥当なものなのだろうか。
実は日本の裁判官には、誤判を必然的に生んでしまうある心理傾向が存在する、と...続きを読む著者は指摘する。
元裁判官だからこそ告発しうる冤罪の根源から、日本の司法の「建前」と「現実」の甚だしい乖離が見えてくる。

[ 目次 ]
第1章 有罪率九九%の疑問
第2章 足利事件に見る誤判の原因(足利事件の概要;DNA鑑定の光と影  ほか)
第3章 痴漢冤罪の場合(典型事例で考える;水掛け論でも有罪 ほか)
第4章 冤罪は必然的に起こる(告告人無罪推定の原則;裁判実務上の原則逆転 ほか)
第5章 冤罪蔓延がもたらすもの(裁判所の暴走;国民の基本的人権が有名無実化  ほか)
第6章 冤罪根絶のために(裁判腐敗の現実を知ってほしい;裁判所信仰を断ち切る   ほか)

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[ おすすめ度 ]

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[ 関連図書 ]


[ 参考となる書評 ]

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Posted by ブクログ 2010年08月07日

元裁判官による、司法制度の問題、特に冤罪に対して警鐘を鳴らしている。

足利事件の冤罪と、痴漢冤罪の二つを例に挙げて、冤罪が生じるプロセスをわかりやすく説明されている。

冤罪というよりも、足利事件について概要をわかりやすく知りたい人向けという感じがしました。

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