あらすじ
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※【初版限定ふろく】仁尾 智考案・猫短歌入り「ちゅ~る袋」は付きませんのでご注意下さい。
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めっちゃ面白くて、心が温かくなる歌集だった。
キーワードは、ユーモアと肯定かな。
どちらも、今の時代に大切にしたいものです。
俵 万智
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うっかりしてると、不意に涙の水たまりにはまる。
猫飼いなら誰もが「へへっ」と笑い、「ぐっ」と涙出る。
くるねこ大和
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短歌・エッセイ仁尾 智
イラスト小泉さよ
(たぶん)世界初の猫歌人・仁尾 智、
『猫びより』『ネコまる』13年間の連載がついに単行本化!
小泉さよさんの描き下ろしイラストも満載。
【著者プロフィール】
仁尾 智(にお・さとる)
1968年生まれ。1999年に五行歌を作り始める。2004年「枡野浩一のかんたん短歌blog」と出会い、短歌を作り始める。猫たちと妻と同居中。雑誌『猫びより』に「猫のいる家に帰りたい」、姉妹誌『ネコまる』に「猫の短歌」を連載中。
Twitter@: s_nio
小泉さよ(こいずみ・さよ)
1976年東京都生まれ。おもに猫を描くフリーイラストレーター。著書に『猫ぱんち-二匹の猫との暮らし-』『和の暮らし』『もっと猫と仲良くなろう!』『さよなら、ちょうじろう。』『うちの猫を描こう!』ほか多数。
Twitter@: sayokoizum
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
大好きな小泉さよさんの表紙に魅せられて即買い。
著者の仁尾智さんは、野良猫を保護して里親に譲渡する保護猫活動を長年されていて、白血病やエイズなどの猫はご自分が育てて(現在9匹の猫ちゃんがいるそう)いる猫歌人だそう。(全く知りませんでした)
何匹もの猫を保護したり、里親に出したり、看取ったりした優しくて豊かな日常が短歌とエッセイで綴られていました。
とにかく猫の描写が素晴らしくて、短い文章なのにその情景がバーーーッて浮かぶ。
楽しい楽しいって思ってたら急に悲しい話もあって、心がかなり揺さぶられました。
一番きゅーーーんときたのが
『幸せは重くて苦い
ひざに寝る猫を起こさずすするコーヒー』
我が家には「猫が膝で眠ってるときは、動かなくてよい」という暗黙の掟がある、ってところ。ほんと、そうだったな〜。
他の本も読んでみたいな。
Posted by ブクログ
面白いな と思ったのは
大抵の猫本は 自分の愛猫について
語るものだけど
仁尾さんは 保護猫の面倒も
見てらっしゃるから
ちょっと困ったな と思いながらも
猫を育て
良い人にもらわれて欲しい
とご縁を望み
そして もらわれた後の
寂しさを少し噛み締める
でも わが家を思い出すことが
ないくらいに幸せになってほしい
自分を通過していく猫たち
ぐっと涙がでそうな
猫への愛もあれば
つい本来の名前と
違う愛称がついてしまうことや
猫に囲まれて 身動きできない寝姿など
ほっこりする 短歌とエッセイ
イラストの三位一体で
心地よく読むことが出来ました
Posted by ブクログ
猫好き、猫と暮らしている方なら「そうそう!」と頷ける事が多いのかもしれない。私は猫を飼った事がないからこそ、そういう性質を持ってるのかあとか知ることが出来て楽しい本でした。大切なパートナー/家族としてなにかしら生き物と共に暮らしている人は、多少なりと共感出来る内容があると思います。短歌とエッセイと挿絵、疲れずに読むことの出来る本でした。
Posted by ブクログ
猫を詠った短歌集。
某ブログでこの本を知り、書店にてお取り寄せした甲斐があった。
イラストもとても和むし、短歌の雰囲気によく合っている。
「誕生日すらわからない猫なので 命日くらい見届けるのだ」
ウチの仔たちは保健所に持ち込まれ、保護された猫なので、野良だったのか、飼い主からの持ち込みだったのかすら分からない。まだ子猫だったこと、怖がりだったことから、おそらくは野良出身なのだろう。当然誕生日も分からない。
この短歌が作られた背景とは異なるが、私も同じ気持ちでいる。
「猫たちよいくつで死んでもいいよ でも老衰以外で死なないでくれ」
ウチの仔たちももう十歳。健やかに猫生を全うして欲しい。
Posted by ブクログ
仁尾智(短歌・エッセイ)&小泉さよ(イラスト)「猫のいる家に帰りたい」はいっ!w、2020.6発行。①未知の匂いを嗅いだ時、ポカンと口を半開きにすることがある。「フレーメン反応」というそうです。せわしなく臭いを嗅いだと思ったら、急に真顔になって口を開け、しばらく静止する。②目が合うと、うなずくようにゆっくり目を細める。また、話しかけるように、声を出さないで鳴く。「サイレント・ニャー」③窓辺に猫がいる家は幸せそうに見える。④帰るたび「どなたですか?」と嗅ぎに来る猫と十年暮らしています。(^-^)
Posted by ブクログ
猫との暮らしで感じられる悲喜交々を描いたイラスト&短歌エッセイ。
ほっこりする柔らかいテイストのイラストと、これぞ猫という感じの自由気ままな言動がよくマッチしている。
ねこあるあるの数々に癒される。
10匹以上の多頭飼い経験者であるところの著者ゆえに、猫に関する愛と達観している様は、さすが。
猫から得られる幸せな感情だけでなく、避けて通ることはできない悲しい現実も、つぶさに描かれている。
Posted by ブクログ
かわいい〜。この猫のイラストがめっちゃかわいい。
サバトラ、キジトラ、ミケ、茶トラ、ハチワレいろんな猫たちがそれぞれかわいい。
そして著者、9匹?くらいの多頭飼い。
野良猫を保護して譲渡する、応募がなければ我が家の猫として飼う。
どれだけ猫愛が強いんだ。
猫アレルギーがないって素晴らしいね。
私は今、庭にくる懐いてる野良猫を飼いたい気持ちMaxだよ。
Posted by ブクログ
猫のいる家に帰りたい
短歌っていいね
想いがギュッて詰まってる
猫との暮らしの
喜びや楽しさや悲しみや切なさや
あふれていて
あらためて
猫との暮らしの尊さを感じて
大切にしていきたいと思いました。
私はこの本の
「小泉さよ」さんのイラストが大好きで。
猫の表情や仕草が
やわらかくて、やさしくて。
何度も見てしまう。
手帳やノートなども愛用しています。
favorite sentence
・愛に似て生温かくやや痛い猫におでこを舐められている
・もらわらていった子猫にこの家を思い出さない未来を望む
・嬉しいと「る」の音で鳴く猫がいる悲しいときの音は知らない
Posted by ブクログ
著者は(たぶん)世界初の猫歌人と自称している。ネコと暮らす風景を詠んだ歌集+エッセイ集。自分もネコを飼っているので、それ「あるある」だよと思ってしまう。
そしてまた、イラストがとても良い。ホントにほっこりするというか、心が温かくなる本だ。ネコを飼ったことがある人や、ネコ好きの人だけでなく読んでほしい。
石川啄木の作ですが、「猫の耳を引っぱりてみて、にゃと啼けば、びっくりして喜ぶ子供の顔かな」(悲しき玩具より)。
Posted by ブクログ
猫歌人・仁尾智さんの歌とエッセイに、なごめるイラストがついています。
猫雑誌に連載されていたもの。
のんびり気ままでちょっととぼけた猫たちを眺め、時間と空間を共にする感覚に。
保護猫の世話を長年してらしゃるということで、つかず離れずの穏やかな暮らしの奥に、切なく熱い思いも垣間見えます。
肩の力が抜けたイラストで、まったりとくつろぐ気分になれました。
この幸せを実感する人と猫が増えますように。
猫たちの穏やかな暮らしが続きますように。
Posted by ブクログ
絵がかわいくて癒された。
どちらかと言うと、生き物苦手だけど、犬か猫と言われたら猫派。
なんか、生き物に癒されたいなーって思うのは年かな。
もの言わぬ猫たちの重さ、体温、匂い、命を感じた。
Posted by ブクログ
うんうん、そうだよねー。と頷きながら読みました。
猫飼いの方なら多くの方がきっとわたしと同じなのではないでしょうか。笑
猫を飼っている方はもちろん!猫を飼っていない方も優しくて可愛いイラストに癒される1冊だと思います。
Posted by ブクログ
愛猫が逝って、しばらくは読めずにいたこの本。
保護猫とくらす仁尾さんのポカポカするような
猫との日々が短歌に収められている。
「誕生日すらわからない猫なので命日くらい見届けるのだ」
野良猫あがりの愛猫を看取った日は
私にとってはただ辛いだけの日だったけれど
この短歌で私は救われた。
Posted by ブクログ
ねこ雑誌で連載されていたので、なんどか読んだけれど、このエッセイは、後で読んでも違和感がなく新鮮。
多頭飼いに憧れるけれど、やはりこんな大きな包容力がないとなかなか務まらないなと。