感情タグBEST3
Posted by ブクログ
面白いな と思ったのは
大抵の猫本は 自分の愛猫について
語るものだけど
仁尾さんは 保護猫の面倒も
見てらっしゃるから
ちょっと困ったな と思いながらも
猫を育て
良い人にもらわれて欲しい
とご縁を望み
そして もらわれた後の
寂しさを少し噛み締める
でも わが家を思い出すことが
ないくらいに幸せになってほしい
自分を通過していく猫たち
ぐっと涙がでそうな
猫への愛もあれば
つい本来の名前と
違う愛称がついてしまうことや
猫に囲まれて 身動きできない寝姿など
ほっこりする 短歌とエッセイ
イラストの三位一体で
心地よく読むことが出来ました
Posted by ブクログ
猫好き、猫と暮らしている方なら「そうそう!」と頷ける事が多いのかもしれない。私は猫を飼った事がないからこそ、そういう性質を持ってるのかあとか知ることが出来て楽しい本でした。大切なパートナー/家族としてなにかしら生き物と共に暮らしている人は、多少なりと共感出来る内容があると思います。短歌とエッセイと挿絵、疲れずに読むことの出来る本でした。
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猫を詠った短歌集。
某ブログでこの本を知り、書店にてお取り寄せした甲斐があった。
イラストもとても和むし、短歌の雰囲気によく合っている。
「誕生日すらわからない猫なので 命日くらい見届けるのだ」
ウチの仔たちは保健所に持ち込まれ、保護された猫なので、野良だったのか、飼い主からの持ち込みだったのかすら分からない。まだ子猫だったこと、怖がりだったことから、おそらくは野良出身なのだろう。当然誕生日も分からない。
この短歌が作られた背景とは異なるが、私も同じ気持ちでいる。
「猫たちよいくつで死んでもいいよ でも老衰以外で死なないでくれ」
ウチの仔たちももう十歳。健やかに猫生を全うして欲しい。
Posted by ブクログ
仁尾智(短歌・エッセイ)&小泉さよ(イラスト)「猫のいる家に帰りたい」はいっ!w、2020.6発行。①未知の匂いを嗅いだ時、ポカンと口を半開きにすることがある。「フレーメン反応」というそうです。せわしなく臭いを嗅いだと思ったら、急に真顔になって口を開け、しばらく静止する。②目が合うと、うなずくようにゆっくり目を細める。また、話しかけるように、声を出さないで鳴く。「サイレント・ニャー」③窓辺に猫がいる家は幸せそうに見える。④帰るたび「どなたですか?」と嗅ぎに来る猫と十年暮らしています。(^-^)
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猫のいる家に帰りたい
短歌っていいね
想いがギュッて詰まってる
猫との暮らしの
喜びや楽しさや悲しみや切なさや
あふれていて
あらためて
猫との暮らしの尊さを感じて
大切にしていきたいと思いました。
私はこの本の
「小泉さよ」さんのイラストが大好きで。
猫の表情や仕草が
やわらかくて、やさしくて。
何度も見てしまう。
手帳やノートなども愛用しています。
favorite sentence
・愛に似て生温かくやや痛い猫におでこを舐められている
・もらわらていった子猫にこの家を思い出さない未来を望む
・嬉しいと「る」の音で鳴く猫がいる悲しいときの音は知らない
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著者は(たぶん)世界初の猫歌人と自称している。ネコと暮らす風景を詠んだ歌集+エッセイ集。自分もネコを飼っているので、それ「あるある」だよと思ってしまう。
そしてまた、イラストがとても良い。ホントにほっこりするというか、心が温かくなる本だ。ネコを飼ったことがある人や、ネコ好きの人だけでなく読んでほしい。
石川啄木の作ですが、「猫の耳を引っぱりてみて、にゃと啼けば、びっくりして喜ぶ子供の顔かな」(悲しき玩具より)。
Posted by ブクログ
猫歌人・仁尾智さんの歌とエッセイに、なごめるイラストがついています。
猫雑誌に連載されていたもの。
のんびり気ままでちょっととぼけた猫たちを眺め、時間と空間を共にする感覚に。
保護猫の世話を長年してらしゃるということで、つかず離れずの穏やかな暮らしの奥に、切なく熱い思いも垣間見えます。
肩の力が抜けたイラストで、まったりとくつろぐ気分になれました。
この幸せを実感する人と猫が増えますように。
猫たちの穏やかな暮らしが続きますように。
Posted by ブクログ
絵がかわいくて癒された。
どちらかと言うと、生き物苦手だけど、犬か猫と言われたら猫派。
なんか、生き物に癒されたいなーって思うのは年かな。
もの言わぬ猫たちの重さ、体温、匂い、命を感じた。
Posted by ブクログ
うんうん、そうだよねー。と頷きながら読みました。
猫飼いの方なら多くの方がきっとわたしと同じなのではないでしょうか。笑
猫を飼っている方はもちろん!猫を飼っていない方も優しくて可愛いイラストに癒される1冊だと思います。
Posted by ブクログ
愛猫が逝って、しばらくは読めずにいたこの本。
保護猫とくらす仁尾さんのポカポカするような
猫との日々が短歌に収められている。
「誕生日すらわからない猫なので命日くらい見届けるのだ」
野良猫あがりの愛猫を看取った日は
私にとってはただ辛いだけの日だったけれど
この短歌で私は救われた。
Posted by ブクログ
ねこ雑誌で連載されていたので、なんどか読んだけれど、このエッセイは、後で読んでも違和感がなく新鮮。
多頭飼いに憧れるけれど、やはりこんな大きな包容力がないとなかなか務まらないなと。