【感想・ネタバレ】世界は思考で変えられる 自閉症の僕が見つけた「いつもの景色」が輝く43の視点のレビュー

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Posted by ブクログ

ネタバレ

毎日の中で漠然と心を締めつけてしまう自分自身に、そっと寄り添ってくれる本です。

すべては変わっていく。自分も、他人も、状況も、考え方も、「幸せ」も。
だから自分が思うように生きればいい。誰からも褒められなくても、自分の「幸せ」を信じればいい。たとえそれが間違いでも、いつでもやり直せると信じること。

「人の存在意義を生産性だけで測ることはできない」のところ、とても印象的でした。
あと時々出てくる「story」もとても良いので読んでほしいです!

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2023年09月27日

Posted by ブクログ

東田直樹:世界は思考で変えられる〜自閉症の僕が見つけた「いつもの景色」が輝く43の視点〜

会話ができないほどの重度の自閉症の筆者だからこそ見える世界があることに気付かされる一冊。

できないことが多いから諦めてきたのかもしれない。自分を嫌になったこともたくさんあったのだと思う
でも、だからこそ感じ方・捉え方を変えることができたのではないだろうか。その輝きは一種の諦めなのかと読み始めたのだが、少しずつ印象が変わりました。苦しみも悩みも、不安も怒りも、抱える負の感情全てを凌駕する程の希望を感じました。本当にこの方は「輝く希望」の海を泳いでいるのだと思います。もちろん、上手くいかないことはあるのでしょうが、まっすぐに向き合ったからこその視点があります。

読んでいて心にしみ渡るのは、その言葉たちに偽りがないからだと思う。まっすぐに、ダイレクトに、心に響く言葉たちが紡がれています。

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2021年02月07日

Posted by ブクログ

この手の自己啓発本は読まないと決めていたのだけど、著者が自閉症ということが気になって読んだ。
最初は目次からちゃんと読んでいたのだが、途中から私にはわかりにくい文章だったので、大文字と太文字のみ読むことにした。結果、それだけでも十分著者が言いたいことはわかった気がする。
読み始めの頃は、他の自己啓発本と見栄えしないじゃん、自閉症ってタイトルにつけてなきゃ自閉症の人が書いたとは思えない、と思ったのだが、
読み終えて思ったのは、この著者は頭が良いし、ものすごくピュアで優しい人なんだなってこと。
この本読み終えて考えたことは、健常者と障害者っていう言葉がなくなってくんないかなーってこと。みんな病気っていう人もいるくらいだし、お互いにレッテル貼りするのやめにしたいなーと、私自身思った。
正直、内容自体は評価対象にしたくないんだが、自分の視野が広くなったから、星4つにした。

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2021年01月10日

Posted by ブクログ

自閉症当事者による本
☆自分に合う人、合わない人という区別をやめる。今日のこの人は、こんな人。ただ、それだけ。
☆時間が経つ事で事態は変化する。悩みは永遠には続かないと信じ、一日一日をやりすごす。
☆自分を好きでいなければいけないと思い込んでいませんか?人の価値とは、誰かの役に立つ事だと言う人もいうかもしれませんが、あなたが死んだ姿を見て泣いてくれる人が一人でもいるなら、いま生きていることに十分価値はあると思います。

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2024年03月29日

Posted by ブクログ

THE BIG ISSUE で特集されたり、コラムを書かれていたりで、
お名前を拝見していた東田直樹さん。
東京でパラリンピックがあったりで、多様性を知りたい気持ちがありました。

自閉症という視点があってもなくても、普遍的でまっすぐなことを書かれていらっしゃると思います。

これを読むと、生きやすくなる方がたくさんいるかもしれないなと。
みんなで優しく生きられたらいいですよね。

【本文より】
24.他の人が決める正しさは、そのとき誰かが得をするための価値判断。
自分自身が生きるために大切にしている「揺るぎない正義」ではない。

25.どう生きたかではなく、何を守ったかという基準で
  行動の是非を評価するなら自己嫌悪に陥ることはない。

30. 自分らしさから生まれるものは、自由だけではない。
  少しばかりの窮屈や我慢を他の誰かに強いるものになる。

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2022年03月20日

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