あらすじ
どんないい話も伝わらなければ意味がない。
ウイズコロナの時代に、改めて問う。
人を傷つけるのではなく、人を幸せにする話し方。
話し方が変わると関係が変わり、
関係が変わると運命が変わり、
運命が変わると人生が変わる。
一人の人生が変わると世界が変わる。
「人を操作するための話し方」ではなく、「情報を右から左へ伝えるための話し方」でもない、「人と心がつながるための話し方」
誰もが普段使っている普通の言葉を、「人とつながる」という目的で組み合わせることによって、あなたの言葉が感動に変わっていきます。
本書でお伝えしたいことは、次の三つです。
一、あなたが言いたいことが相手の心に伝わる話し方
二、感動を生み出すコミュニケーションのコツ
三、人前で話すことが楽しくなる人間力の磨き方
普通の言葉を自分らしく組み合わせたことによって、心温まる感動が生まれた実際のスピーチや会話の実例と、そこに隠された話し方のコツを、ふんだんにご紹介していきます。
人と人の心がつながって生まれる感動のドラマは、時代は変わっても、不況や不安を乗り越えていく強烈なエネルギーになってきました。
いつの時代も、バブルという名の幻想が生まれ、その幻が消え去った後に本質的な革新や豊かさが生まれてきています。
繰り返す歴史というステージで織りなす壮大なドラマ。
大切なことを大切にする時代がまた廻ってきたようですね。
一人ひとりが持つ「話す力」が輝くことで生まれる小さな感動が、世の中の一隅を照らす希望の灯火になることを心から祈っています。
私の言葉があなたに届き、文章を読みながら、私の声が聞こえてくるような気がしていただけたら、とてもうれしいです。
(プロローグより)
プロローグ ~話し方の話~
第1話 伝わる力という可能性
第2話 ドラマティックコミュニケーション
第3話 話すことが楽しくなる人間力の磨き方
エピローグ
追伸 ~アナタへのメッセージ~
(※本書は2009/4/10に発売し、2020/11/1に電子化をいたしました)
平野秀典(ひらの・ひでのり)
感動プロデューサー、講演家、作家
ドラマティックステージ代表
感動創造メソッドの日本における第一人者。
ビジネスマンの傍ら、演劇の舞台役者として活動。その経験から演劇の手法をビジネスに
応用したオリジナルメソッドを開発。当時所属していた企業で、業界標準を変える大ヒット商品を成功させ、V字回復を実現させる。
独立後は、日本で唯一の感動プロデューサー®として、全国の企業へ講演・指導を行っている。講演企業は1千社、受講体験者は20万人を超える。
演劇の舞台のように心に深く訴えかける講演は「公演」と呼ばれ、リピーターとなるファンが多い。現在も講演家の傍ら、役者として主演舞台に立ち、サントリーホールや紀伊國
屋劇場でもセミナーを行うなど、表現力の新しい可能性を拓き続けている。
年2回開催される私塾「観音崎感動塾」では、各業界に名経営者やトップセールスを生み出している。
著書は『感動力の教科書』(ディスカヴァー・テゥエンティワン)『感動の創造 新訳中村
天風の言葉』(講談社)等国内16冊、海外12冊など多数。
【平野秀典公式サイト】
https://www.kandougift.com
【メールマガジン】(週刊無料配信)
https://www.mag2.com/m/0000118235.html
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Posted by ブクログ
・伝えても伝わらず。説得すればするほど売れず。
・プレゼンターとして最強のポジションは、話してと聞き手の「フラット」な関係
→あなたが伝えられる価値はどんなジャンルなのか?
→問題解決のきっかけ?勇気を奮い立たすもの?ヒラメキを誘うもの?仕事や生き方のヒント?
→実際に体験したこと、苦労の末にうまくいったこと、夢中になったこと、得意だったこと
・空気を読むのではなく、空気を創る。最初の5分が肝心。立ち姿と表情
・「はじめのつかみ」「場面転換してメインの話」「クライマックス」3本立て
→話す内容を決めるコツは、最初に最後の話(ラストシーン)をどのような終わり方にするのかを決める
・「つかみ」では共感がポイント。共感材料を探す。自分自身の経験やエピソードでラポールをかける
・つながった後、「好奇心」で引っ張る。
→このあとどうなるのだろう?
→「効果的な質問」「好奇心が刺激されるような問題提議」「意外性のある視点の提示」
「ちょっとした目からウロコの話」
・自分の身近な大切な人に、大切な話を、一度だけするつもりで話す。具体的にイメージするとよし!
→文章を一息で話せるように長さを調整する
・伝わる力の極意は「共感でつながり、違いで刺激する」こと。
・最高の自分をイメージすることは、最高に魅力的な「魅せ場のシーン」を決めるということ
・ハートで深く感じた「余韻」は頭では処理されず、温かい「余熱」となり、聞き手の日常で出会う誰かとつながっていく可能性を持つ。
→ラストシーンを大切に。話終わった後の立ち振る舞い、表情、名刺交換、挨拶すべて!
・ビジュアルが浮かぶように話す
→色を入れる/五感描写
・右脳左脳のクロスオーバー
→論理的な話の後には、情緒的な話。情緒的な話の後には、論理的な話。
・一人称の「実感言葉」で表現された感動は人に伝わりやすい
→ブログなどで箇条書きにすると伝わらない。
→五感を研ぎ澄ませ、感動ボキャブラリーを増やす
→一人称で感じ、二人称でシェア
・人生の脚本家だとしたら、どのようなストーリを生きてみたいですか?
人生の演出家だとしたら、どんな感動を演出しますか?
人生の主演俳優だとしたら、どんな役どころを選びますか?