あらすじ
現代社会を舞台にした乙女ゲームに転生した悪役令嬢・桂華院瑠奈。
瑠奈は持てる知力・財力・権力を総動員し、執事の橘や極東銀行の一条支店長を味方へ引き込んだ上で、バブル崩壊後の金融機関連鎖破綻を見事乗り切った。
『小さな女王様』として表舞台に躍り出た瑠奈は、新たに発足した渕上政権の下でさらなる手を打ち続ける。
そのさなか、泉川副総裁と桂華グループに黒い疑惑があると取り沙汰されてしまい――。
騒動の終着点が東京都知事選だとにらんだ瑠奈は、『首都奪還』のスローガンを旗印に候補を立て、東京都知事選へ臨むことに。
未来を知る者としてあがき、やがて来る悲劇に目を背けながら、瑠奈は突き進む。
そして21世紀を迎えた日本で、ついにあの男が動き出し――!?
現代悪役令嬢による日本再生譚、第2幕!
「北海道開拓銀行を買収するわ」
悪役令嬢による日本再生譚!
乙女ゲームの悪役令嬢・桂華院瑠奈に転生してしまった主人公。
舞台はバブル崩壊後の現代日本。
華族制度や財閥の生きている、現実とは少し異なる世界。
彼女は前世の知識を活かして破滅へと向かう自身や身内の立て直しを図る。
さらに破綻寸前に陥った銀行の買収をはじめ、様々な企業の救済に奔走。やがて大物政治家とも関わるようになり…
本作は悪役令嬢モノでありつつ、攻略対象のイケメンキャラそっちのけのガチ内政モノとなっています。
(イケメンキャラ達との日常シーンはちょいちょいあり。)
バブル崩壊後の史実をベースにしていることから、そのあたりの政治・経済ネタが分かる方にはニヤリとできる要素満載。
戦記モノ好きな方にもおすすめです。
感情タグBEST3
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Posted by ブクログ
小渕恵三の命を救うも小渕政権は終わり、森(林)政権は歴史どおりにもたず、桂華ホールディングスによるソフトランディング路線の時は終わってしまう。
(でも、四国新幹線に、新宿新幹線が現実味を帯びていて、北海道新幹線は旭川まで構想があるんだよなあ。いいなあ。)
そして、パキスタン情勢について米国政府に情報を流すも、あの日(9.11)は迫っていた。
で、泉川ってモデル誰よ?(わからん:橋本龍太郎だと思ってたら違うた。