あらすじ
アインシュタインの『相対性理論』や、ダーウィンの『種の起源』など、
偉大な科学者たちによる名著は誰しもが知的好奇心を刺激されるものだが、
総じて分厚く難解なため、読み通すことは現実的に厳しい。
そこで本書は、科学分野で「名著」とされる著作の要点を人気予備校講師が整理し、
図版を適宜使いながらわかりやすく解説する内容。
プログラミングやエンジニアリング、サイエンス重視が叫ばれる昨今、
「科学の教養」を身につけたいと考える社会人、学生は多い。
日本人に潜在的に多い「サイエンス好き」にも訴求できるライトなサイエンス読み物。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
科学は人類の発展である
積み上げられたものを、ありがたく受け取る
そして、その積み上げられたものに、少しだけ自分が積み上げられたら、貢献した感じはあるだろう
自分の研究を発信したらよい
SNSでも何でもよい
一歩前進する
Posted by ブクログ
多分だけど、よい選書だと思います。
作者さんのおすすめしたい気持ちが、ビシバシと伝わります。
いくつか読んでみたい本があったので、備忘録としてリストアップしてみます。
「植物記」
「沈黙の春」
「不思議の国のトムキンス」
「数の悪魔」
「数学入門」
宇宙系も気になるけど、量子力学と相対性理論が絶対に理解できない自信、あり。
このシリーズで哲学もあるけれど、あれは私には難しかった
Posted by ブクログ
賢くなれそう〜と思って読んでみましたが、賢くなるわけではなく、こういう面白い本があるんだぜ〜?って言う事が伝わる本でした!幾つか、読んでみたい!って言う本を知ることができたので、今度はそれを読んでみたいなって思います!科学に興味が無い人ほど、流し読みでもいいから読んでみてほしいです!何それ...ちょっと面白そう...って言う科学の本が一冊は見つかると思います!そしてそれをきっかけに科学好きになってくれたら嬉しく思います!!
Posted by ブクログ
人類の生活を飛躍的に進歩させてきた「科学」の名著紹介本。原論、種の起源、プリンキピアなどの名著は、誰がどんな経緯や苦労を経て執筆・出版され、後世にどんな影響を与えたかについてざっと学べる。
あくまで各書の表面をさっと触れる程度で解説はほとんど無いので、面白そうな本を見つけるきっかけ作りに使えればと。
Posted by ブクログ
科学の面白さを伝えたいという思いから書かれたとあった。しかしこの一冊では面白さは伝わらないよなぁと感じた。
作者自身、この本を書くにあたり初めて手に取ったような本も紹介されている。知識の幅を広げていることは素晴らしいことだが、それがまだ作者の中で咀嚼しきれていないように感じた。
そもそも科学が苦手と感じている人は、このような題材の本を手に取ることはなかなかないのではないか?
どうしたら科学の楽しさを伝えられるのか、私自身がここに書いてある名著を読んだうえで引き続き考えたい。
Posted by ブクログ
タイトル通り科学に対する知識が満遍なく学べます。私が感心したのはこの「満遍なく」という点です。科学というと1つの学科のようにも感じますが、本書では物理学、化学、生物学、地学、天文学、数学、医学、など「理系」と言われるほぼ全ての名著が紹介されています。
この本を読むことで、自分がどの分野に興味があるのか再確認できるかもしれません。
本書はその道の大学生でも読解に苦労するような難易度の本もわかりやすく説明されており、例えるなら、映画の予告編集のように感じました。
この例えはいい意味でも悪い意味でも実感しており、良くも悪くも予告編なので、本書を読んだからと言ってその名著の真髄はほとんど理解できないと思っていてもいいかも知れません。
しかし、筆者もこのことを承知しているかのように、ただ淡々と名著の要約を述べるのではなく、名著の真髄以外の魅力もふんだんに教えてくれます。例えばアインシュタイン著『相対性理論』では一般相対性理論、特殊相対性理論の説明を早々に終わらせ、その後は実は特殊相対性理論の論文には引用文献が1つもないことを教えてくれます。
総評として本書は、様々な種類のある科学を学ぶ上で必要とされる名著を満遍なく学ぶことができ、本書だけでその全ては理解できませんが、興味感心を抱くきっかけ作りを手伝ってきれる一冊となっています。