あらすじ
突然、勤務先が倒産した新田一歩。求職活動中に出会った謎の男に履歴書を放り投げられる。
「会社がクッソつまらない!」と叫ぶ、某出版社システム部配属の赤井春奈。「人生最大の失敗は、『好きなことを』しないことやと思うけどな」と謎の男に、投げ掛けられる。
二人が目指したのは転職ではなく、起業/新規事業立ち上げだった――。
親ブロック(親の反対)、社内の抵抗勢力に立ち向かいながら、一歩一歩、進んでいく。「起業」と「新規事業創出」のリアルがわかるストーリー。
米ビジネススクールランキング
【アントレプレナーシップ部門】
27年連続No.1
バブソン大学が教える起業家の思考と実践術
本書では、アントレプレナーシップ教育(起業教育)の名門として全米ナンバーワン(U.S. News & World Reportの世界大学ランキング)のバブソン大学で教えている「世界を変える力」「アントレプレナーシップ」を伝授。
起業のみならず、会社での業務や日常生活でも使えるような形で解説している。ただし、「起業家精神とはなにか」や「起業家とはどういう人?」というような「そもそも論」を語るのではない。
「起業家のように考え、行動する」という思考と行動法則にフォーカスする。
“起業を成功に導くために必要なのは、
「行動ありき」「失敗ありき」「人を巻き込む」
の三原則をひたすら繰り返すことや。
三原則をもとに、行動(試行錯誤)し、そこから学習(仮説検証)し、
改善(軌道修正)する。その反復演習や”
・「やりたい」「好き」が「すべき」「できる」よりも優先
・行動を起こすことで才能は開花する
・「変態」を5人集めて、組織文化をつくる
・創造力は想像力と人とつながる力が源
・進んで失敗する余裕が新しい価値を生む
・Change the Worldの前に、Change Your World
ストーリーを通して、起業・新規事業のリアルがわかる。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
一歩、踏み出そう、と思える物語だった。
ハウツー本なのかなと思って購入したけど、違った。物語形式だった。しがないサラリーマンの自分にとっては、しがないサラリーマンの主人公の物語を面白く読めた。
失敗は成功のもと、と聞いたことあるものの、それは考え方次第だったのかとあらためて感じた。
失敗を祝福し、その失敗から学ぶことこそが、成功のもとだったのか。失敗を失敗で終わらせないことが大事だった。なんなら失敗は万歳三唱に値する。
失敗を恐れて当事者意識を失い、傍観者となりがちな自分にとっては、心が軽くなるようだった。
2025年は失敗の年にしよう。
行動しなきゃ失敗はしない。挑戦しなきゃ失敗はしない。
自分の失敗を褒めてあげよう。まわりの人の失敗もナイスファイト、と考えることができそうだ。
よーし、行動して失敗するぞ!
Posted by ブクログ
I learned importance to challenge what I really want to do.
And important things when I challenge.
Act quickly with the means at hand!
Pay only what you can accept/afford to lose
Bring others along to your journey
Listen to others
No expectation, do it for you!
Secure mentors, don’t hesitate to ask for help!
Enjoy doing it, and make it fun!
Posted by ブクログ
・会社の常識を世の中の常識より優先させてしまう人が多くなる
・VUCAをVision, Understanding, Clarity, Agilityと読み替える
・世界を変えるには、まず己を知ることが大切。自分のやりたいことを知る
・持続可能なビジネスは、問題を解決し、利益のみならず、世のため、人のためになるもの=Problem, Profit, People, Planet
・物事を当然のものとしてみない。「どうしてこうなっているのか」という現状の仕組みを理解して初めて改善が可能になる。好奇心をもって、「なぜ?」を探求すること、そして、自分を必ず当事者として「自分だったら」と考察する癖をつけること
・創造力は「これはなんだ?」より「これはなにになる?」で生まれる
・ピッチの構成
1)どういった問題をどのように解決しようとしているか
2)その解決策がいかに競争力に優れているか
3)ターゲットはだれで、どの程度存在し、今後将来規模的にどう推移・成長するのか
4)それに伴う収支計画は?
5)創業チーム・ボードの構成メンバーは?
6)そのために何が欲しいのか(カネ・ヒト)
・説得する三つのポイント
1)正面からの正論:問題は何か、質は高いか、解決策は秀でているか、持続的か
2)横からの情:身の回りの話、親近感のある話、ひっ迫感のある話
3)背後からの恐怖:これをやらなかった場合にどんな悪いことが起こりうるか
・第一印象は0.1秒で決まる
・本当の原因はどうであれ、自分のせいだと認められる傾向のある人は、その要因を自らことロール紙、よく学ぶことができ、なおかつそれを次に生かすことができる
・起業の三原則
1)Act quickly with the means at hand 行動ありき 必要なものをリストアップする前に、今、現実に持っているもので始める
2)Pay only what you can accept / afford to lose 失敗ありき。事前に失敗の定義や許容範囲を共有しておく
3)Bring others along to your journey 人を巻き込む。人に頼る強さを持つ。潮流を生む
・潮流を生むには、「自分のこと」より「やろうとしていること、ビジョンという名の理想郷」を第一に考えること。潮流を生むことに焦点を置いて、ときには自分のエゴを消す。それがフォロワーシップにつながる
Posted by ブクログ
物語になっていてすごく読みやすい。ちゃんと起業家の思考も入っていてよかった。
後半は主人公たちの展開の方が気になってしまうぐらいだった。
「やりたい事をやる」、「会社を利用する」といったその通りだよなと思うが、家族と自分のバランスを考えてします。やはり失敗に寛容でない文化を壊さないとなと思った。