あらすじ
「何かおもしろい本ない?」「調べ学習の資料が見つからない」等々、学校図書館には多様な注文をもった生徒達がやってきます。そんな生徒の「読みたい」「知りたい」に応える様子を具体的なエピソードとともに紹介します。同時に、長年学校司書として活躍してきた著者が、本を読む楽しさや意義をビブリオバトル等、豊富な実践をもとに語ります。
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Posted by ブクログ
前半は司書のあるあるが詰まっている。
とくに「暇そうでいいな」と言われてカチンとくるとか。
「暇そうに見えた方が生徒も先生も声をかけやすい」という考え方はいいなと思った。
「本を読まなくても生きていける。でも、本を読むことであなたの世界は広がるんだよ。」という台詞も素敵。
後半は実践報告など。
これだけのことができる司書が、全国にどれほどいるのだろう。
読めば読むほど憧れがつのるけれど、「うちでやろうとしたら・・・」とマイナス面ばかり考えてしまって、実行に移せない。
まずは、理解してくれる仲間を見つけなければいけないのだけれど、そこがまた難しい。
「物語は生きるあなたに寄り添ってくれる存在」
これを、私も伝えていきたい。