【感想・ネタバレ】金正恩の実像 世界を翻弄する独裁者のレビュー

あらすじ

世界20か国で出版、『ワシントン・ポスト』特派員が徹底取材!
「私は、金正恩について知るべきことをすべて知りたかった」
残虐非道ながら二五〇〇万人の北朝鮮国民を支配する男の素顔――
愛されるより、恐れられるべし(マキャベリ『君主』)

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Posted by ブクログ

【この若者と彼が受け継いだ政権は、どうやって下馬評を覆したのだろうか。私はそれを明らかにしたかった。金正恩について知るべきことをすべて知りたかった】(文中より引用)

脱北者やかつて一緒に生活したことがある人物を含めた膨大なインタビューから、金正恩その人は一体何者なのかという問いに答えようと試みた作品著者は、「ワシントン・ポスト」紙の東京支局長を務めたこともあるアンナ・ファイフィールド。訳者は、フリーランス翻訳者の高取芳彦と東京大学教養学部卒の廣幡晴菜。原題は、『The Great Successor: The Divinely Perfect Destiny of Brilliant Comrade Kim Jong Un』。

知っているようで知らない金正恩の幼少期パートが非常に興味深い。日本人寿司職人を友達代わりに過ごした日々や、スイスでの留学模様を関係者の証言からつぶさに浮かび上がらせているところに取材への熱量を感じました。

原題の副題が仰々しくて☆5つ

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2020年06月08日

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