【感想・ネタバレ】創造力とデザインの心得 - 5年後の“必要”をつくる、正しいビジネスの創造計画 -のレビュー

あらすじ

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デザインとは単に「見た目の造形」を指すのではなく、「新しい状況に適応するための、新しい価値とモノゴトの創造計画と可視化」です!
現代社会の「閉塞感を打ち破り、世の中を変えたい」という思いは、デザインに対する期待感を高めています。デザイン思考、組織デザイン、サービスデザイン、UI/UXデザインなど、仕事や生活のあらゆる場面で「○○デザイン」という言葉が使われるようになりました。
しかし、ほとんどの場合、こうしたデザインという言葉の意味は正しく理解されないまま使われています。「答えあわせ思考」の強い我々日本人は、デザインを魔法のキーワードとして捉えてしまっているのです。空欄を埋めれば自動的にイノベーションが起きるかのように、安易にテンプレやプロセスを導入し、本質を理解しないまま、表面的でいいかげんなデザインの氾濫をまねいています。

本書は、劇的な変化が求められているビジネスの現場で役立つ「近代デザイン」への向き合いかた、そして「創造力」を高める実践方法をお伝えする一冊です。


【著者プロフィール】
天野晴久(あまの はるひさ)
テックファーム株式会社(JASDAQ上場) エグゼクティブプロデューサー/情報デザインスペシャリスト。
NTTグループをはじめとした大手上場企業を中心に、情報デザイン、サービスデザイン、UIデザイン、デザイン思考などを活用し、ソリューション改善や事業創発支援をおこなっている。


発行:ワニ・プラス
発売:ワニブックス

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Posted by ブクログ

毎月購読している雑誌『ザ・リバティ2020年5月号』で紹介されていた本。紹介記事を読まなければ、決してたどり着かなかったであろう、運命的な出会いを感じる本。本屋でも美術関連の棚に陳列してあったが、これは是非ビジネス書としても、広く勧めたい。
ここ最近読んだビジネス書の中では、ダントツのお薦め本!

「デザイン」とは特殊な能力が持った人だけに関わることで、私には縁がないことと思っていたが、この本を読むと、その認識が根底から覆される。帯にあるように「デザインとは単なる色や形ではなく、”あたりまえ”を変える科学である」と。「答え合わせ思考」から「創造的思考」を持つことで未来が見えてくるなど、考え方そのものに示唆を与えてくれる。あらゆる業種において参考になるヒントが満載だ。
IT用語の勉強にもなるし、また、日本の文化や日本で開発された商品の歴史を知ることもできる。
仕事に変化をもたらしたいときに、頭を柔らかくしてくれる一冊だ。

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2020年04月22日

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