【感想・ネタバレ】情報処理教科書 情報処理安全確保支援士 2020年版のレビュー

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Posted by ブクログ

情報処理安全確保支援士は、日本国内初のサイバーセキュリティ分野の国家資格(名称独占資格)。通称は登録セキスぺ(登録情報セキュリティスペシャリスト)。英語名はRegistered Information Security Specialist; RISS。IT系資格初の士業。登録者数は2018年12月6日時点で17005人。
情報処理安全確保支援士は「情報処理の促進に関する法律」を根拠とする。第6条が「情報処理安全確保支援士の業務」を規定する。
「情報処理安全確保支援士は、情報処理安全確保支援士の名称を用いて、事業者その他の電子計算機を利用する者によるサイバーセキュリティ(サイバーセキュリティ基本法(平成二十六年法律第百四号)第二条に規定するサイバーセキュリティをいう。以下同じ。)の確保のための取組に関し、サイバーセキュリティに関する相談に応じ、必要な情報の提供及び助言を行うとともに、必要に応じその取組の実施の状況についての調査、分析及び評価を行い、その結果に基づき指導及び助言を行うことその他事業者その他の電子計算機を利用する者のサイバーセキュリティの確保を支援することを業とする。」
コネクテッド・インダストリーズ税制(IoT税制)の優遇措置を受けるためには、情報処理安全確保支援士の指示等に基づき、構築するデータ連携基盤にセキュリティ対策が必要になる。これによってサイバーセキュリティ対策が講じられていることを担保する。コネクテッド・インダストリーズ(Connected Industries; CI)はIoTの普及など第4次産業革命の流れを踏まえて経済産業省が2017年に打ち出した新戦略。そのための企業の投資を後押しするための税制が作られた。
情報処理安全確保支援士はサイバーセキュリティ対策を推進する人材であるが、大きく二種類に分かれる。プラス・セキュリティ人材とセキュリティ専門人材である(独立行政法人情報処理推進機構「情報処理安全確保支援士(登録セキスペ)の活動に関する実態調査」2019年、83頁)。プラス・セキュリティ人材はIT戦略立案から設計・開発、運用保守などITに関わる業務遂行の中でセキュリティスキルを活用する。セキュリティ専門人材はセキュリティを主たる業務とする。

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2019年11月24日

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