あらすじ
日本人は何を愛し,どう伝えてきたのか。現代を代表する国文学者による,日本人の魂に迫る日本語と日本人論。
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Posted by ブクログ
実像にとらわれない。日本語は、あまりにも深い。著者が日本人の「愛する」ことばとはせず「愛した」と題しているところに、考えさせられるものがある。
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国文学者が、「ありがとう」「感じる」「かおる」などゆたかな言葉を手掛かりに、日本人が大切にしてきた感性と生き方を考える。
たとえば「きく」の項。「person」という言葉の元の意味は「音を通して」で、人格とは、その人から響いてくるものが「あるかどうか。幸せは昔、「さきわい」と言ったが、それは体の中に花が咲くということ――。かつて日本人が持っていた「詩の言語」が広がる。
(「週刊朝日」 2011/11/18)