あらすじ
恐竜好きな人たちにとって、身近で興味深い国立科学博物館をはじめとする博物館や、3年前後ごとに開催される「恐竜博」は恐竜の宝庫!
恐竜研究の第一人者で、長年にわたり「恐竜博」監修を務める真鍋先生が、「展示の舞台裏を支える人々がどんなふうに恐竜と向き合っているか?」という切り口から、これまでとは違った角度から見える恐竜の面白さ、魅力、最新情報を伝えます。
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Posted by ブクログ
最初頭に入ってこなかったけど、読み進めたら面白かった。章ごとに恐竜博に関わった人の話が載っていて、サイエンスイラストレーターとか、こんな職業があるんだなと思った。
その道の第一線で働いている人の話がかっこよくて、恐竜に興味がなくても面白く読めると思う。
いろんな職業があることを知る意味で、子どもにも呼んでもらえるといいんじゃないかな。
みんなすごいけど、ゴビサポートジャパンの人は特にすごいな〜。
恐竜博行きたくなった。
Posted by ブクログ
国立科学博物館に勤務する真鍋先生は、恐竜好きな人にとっては、カリスマとも言える存在だと思いますが、真鍋先生の本を1冊丸々読んだのは、これが初めてかもしれません。
恐竜展を組み立てていく様子が、いろいろな人を通じて、様々な観点から語られており、とても興味深く読み進めることができました。
この本を読んで、恐竜博2019に行きたくなったので、うちの次女(年中)に、「恐竜博、一緒に観に行かない」と誘ってみたところ、即答で「いや」と言われてしまいました。
恐竜博2019は、10/14まで開催ですが、どうやら観に行くことなく、終わりそうです。
残念。
Posted by ブクログ
子供が夏休みの読書感想文用として買ってきた本。著者は恐竜の図鑑や展示会の監修者。著者自身の仕事についても十分に書かれているが、恐竜の展示会を開催するにあたっては、さまざまな人と協業する必要がある。模型製作、発掘プロデュース、サイエンティフィック・イラストレーション、フィギュイア造形、広報、展示会場設計、施工管理、そして研究者。
それぞれの協業者自身が、それはどのような仕事であるか、なぜその仕事をするようになったか、どうすればその仕事をすることができるか、などを語っている。展示会にはいろいろな仕事が必要なことの説明だけでなく、そのような、一般的ではない仕事の良いガイダンスになっている。
語り口は平易で、上記の職業ガイド的な内容でもあるし、中高生の夏休み課題図書としては、非常に推薦できる。
著者は、現実に上野の科学博物館(科博)の恐竜展示を担当しているので、その意図をほs如で読んでから、あらためて地球館地下1階の恐竜展示を見てみるのも面白いだろう。
Posted by ブクログ
具体的にこういう魅せ方をしている、みたいなノウハウ本かと思ったが、実際は携わっている人々がどんどん出てきてそれぞれの体験談や矜持、どうしてこの仕事に至ったか等の話をするような内容だったので、ちょっと思っていたのとは違った。それでも恐竜展示は大変なのだろうなというところや、そういう点で気を遣うのかという視点は少しは得られたので良かった。今後恐竜展に行くときにはいろんな人の努力の集大成として見られる気がする。