あらすじ
2018年美術展覧会「入場者数」1位・2位を達成した秘密がここにある
美術館でインスタグラマーが写真を撮り投稿する「#empty」という試みが普及しています。
日本では、2017年4月森美術館が「N・S・ハルシャ展」ではじめて実施し話題を集めました。
今では様々な日本の美術館でアートのシェアが一般化しつつあります。
森美術館は2018年美術展覧会「入場者数」1位・2位を達成しました。
その背景には、日本の美術館・博物館の中で最大規模のSNSフォロワー数を活用したデジタルマーケティング戦略があります。
本書では、森美術館がこれまで取り組んできた展覧会におけるさまざまなSNSの取り組みを紹介しています。
現代アートにおけるプロモーションの最前線を知っていただきながら、
アートとSNSの相性のこと、多少の失敗談など、楽しみながら読んでもらえる内容になっています。
目次
イントロダクション 「レアンドロ・エルリッヒ展」成功の舞台裏
第1章 「撮影OK」の波がアートを変える
第2章 海外の美術館の最新SNS事情
第3章 森美術館のユニークなSNS運用例
第4章 「森美術館流」インスタ&ツイッター活用術
第5章 テクニックよりはるかに大切なこと
※本電子書籍は同名出版物を底本として作成しました。記載内容は印刷出版当時のものです。
※印刷出版再現のため電子書籍としては不要な情報を含んでいる場合があります。
※印刷出版とは異なる表記・表現の場合があります。予めご了承ください。
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感情タグBEST3
このページにはネタバレを含むレビューが表示されています
Posted by ブクログ
日本トップクラスのSNSフォロワー数を持つ森美術館の運営担当がSNSを通じた集客施策の考え方をまとめたもの。
例えば来場者が積極的に投稿するかつ統一したハッシュタグで拡散するようPOPを掲出したり、そのハッシュタグは略称ではなく正式名の方が広がる‥などの経験を基にしたテクニックの記載もあるが、ほとんどは運営する上での心得的なもの。中の人だからといって奇をてらって反応を増やすのではなく本質的に告知につながることを地道にコツコツ行うなど当たり前といえば当たり前だが、SNSと聞いた途端に忘れがちなポイントを気づかせてくれる。
‥という意味では次々に目からウロコの情報が!というわけではないですが誰にでも何かしらヒントは見つかるのでは、と思います。
(マーケティング戦略という意味ではそこまでの内容はなかったかも)
Posted by ブクログ
ブックカフェにあった一冊、とても有益な本だと思いました。
森美術館・森ビル創業者の森稔氏の『文化・芸術は経済の上にあるべきものである』の理念がある前提の本だと思います。
それをどうSNSで展開したらいいのか?が書かれた本。
派手なことやすごいノウハウはありません、愚直にという表現が正しいと思います。
SNS広告の営業をしていると、どうしてもどうやって認知してもらうかをよく考えるのですがとても勉強になりました。
以下は読書メモです
イントロダクション
ハッシュタグは長さに関係なく正式名称にしよう
SNSは個と個の関係を構築しコミュニケーションをとること。
家族や友達にはなしかける感じで登校しよう!
◼️第1章 撮影がアートを変える
文化芸術は経済より上にあるべきもの
SNSはその起業で最前線の接客現場を知っている人がやるべき
SNSはフォロワー数よりエンゲージメント率
3%を目指そう
SNSは目に飛び込んだ一瞬のインパクトが大事、秒で決まると思いましょう
広告で増やしたアカウトはエンゲージメント率が低くなりやすい
→ただそこからナーチャリングも可能で、中の人次第
どれだけアクティブなフォロワーを増やすか?だ
大事なこと
1.毎日
2.些細な基本情報をあげること
画面の向こうにいるお客様へ、本当に必要な情報を淡々と流すのみ ブログと、おなじ
バズ目的はユーザーに見抜かれる
Twitterはとくに川に短冊を、流すかんじ
同じことをタイミングや内容を変えて何度も流す
基本的すぎる基本情報を何度も、流す
→自分は何者なの?知らせる
刺さるのは温度感と気持ち
→写真は自前で撮ったものでカメラマンはNG