あらすじ
定年が近づくころになると、だんだん冴えない感じに老け込む人と、何か新しいことが待っているようなイキイキ楽しそうな感じになる人とに分かれるもの。さて、あなたはどちらになりたいですか? 本書は、今年還暦を迎え、まさに60歳を楽しむ達人・中谷さんから、「人生100年時代」を豊かに楽しむために、定年前から、できれば50代から気づいておいてほしいこと、準備しておくべきことをアドバイスしていただく本です。 ●役職定年で肩書きや権限をなくしても、収入が減っても、愛される人、誘われる人になるには、いつも機嫌よくいることが大事。 ●サポートされていた人がサポートする側になるときの注意点。 ●世間の目から解放されるので、不完全を楽しもう。 ●会社員の仕事から、職人の仕事の仕方に変えよう。 ●お金を豊かにするより、時間を豊かにしよう。 ●物を片づけて運気が入ってくるようにしよう。……等々。定年が怖くなくなるヒントを満載!
...続きを読む感情タグBEST3
Posted by ブクログ
タイトル通り定年を意識し始め、作者を知っていて表紙が明るかったので、この本を手にしてみた。
50歳からはお金や評価から卒業し、サポート役にまわる。人がやりたがらない仕事を面倒くさがらず引き受ける。
家庭では言葉を額面通り受け取って関係を狭めることなく、自分の役割を見つけることが自分の居場所を作ることになる、と。
ご機嫌な人で、良い空気を作る存在になるこが、皆から誘われ、幸せな定年後を迎えるには必要な様だ。
読みやすい本なので、手にしてはいかが。
Posted by ブクログ
人間には4段階の願望があるらしい。
20代は安定したい、30代は評価されたい、40代は支配したい、50代は新しいことをしたい。
20年後の自分なんて想像できない。
でも変化を楽しめる人ではあってほしい。
今みたいに完全体を目指して熱くなるのも良いけど、その不完全さを楽しめる50代も悪くないな。
Posted by ブクログ
著書の人生論は何冊か読んでいるが、読みやすい。生き方のアドバイスがひとことで書かれているかと思えば、その中にはどうやったらオシャレに生きられるかのような俗っぽい内容も含まれている。ちょっと悪い表現をすると、軽い。
この方は、いろんなことを勉強し、考えているんだろう。もともと広告代理店にいらした経験も影響しているのか、どこかマーケティング的な発想で人生論を語られている部分もある。
少し疲れた時、気軽に短時間で読めて、元気をもらえる。そんな一服の清涼剤として味わうとよいのではないか。