あらすじ
医療現場でさえも間違った対応がなされることがある失語症。「言葉を失う」とはどんな状態か、元に戻るのか。発症後まもなくの頃から知っておきたいこと、検査、治療、家族の対応の仕方を順番に説明しています。特に、コミュニケーション法は多くのページを使ってくわしく解説。適切な言語訓練が行われ、コミュニケーション法を身につけた患者さんは周囲が驚くほど豊かな表現力を発揮できます。専門職や介護職も実践で使える一冊。※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。
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Posted by ブクログ
話す・聞く、読み書き計算に障害を発生する「失語症」。特殊な例ではなく、脳卒中を原因として、身体のマヒと共に言葉のマヒとして起り得る後遺症らしい。
本書では、職場で突然倒れたAさんをモデルに、失語症の原因や症状、治療と回復の方法を「言葉の分からない国に」、「言葉の引き出しが混乱」などと、分かりやすく説明していく。外見からは分かりにくい、障害を持つ本人のつらさ、良かれと思って周囲の人が取りがちな、避けるべきNG行動についても。
失語以外に伴いやすい障害のケア、危険なサインや再発防止策、同じつらさを分かち合える患者同士の交流まで。誰もが当事者となり得る状況とともに、脳、言語や人間の持つ機能の素晴らしさについても再考させられた本。
Posted by ブクログ
2011.10.04. 失語症の友の会に行くグループ学習にて。失語症の本当に基本的なところもわかりやすいけど、専門性を考えるとイマイチ。しかし、対応の仕方とかは詳しく載っていて、グループ学習には最適でした。