【感想・ネタバレ】紀元2600年のテレビドラマ ブラウン管が映した時代の交差点のレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ

戦前に、テレビドラマが放送された。

この一文のインパクトは大きかったです。テレビは戦後のものだと思っていました。テレビの歴史を語る時、あまり戦前の状況が、語られることってないような。
テレビの父と言われた高柳さんの実験の「イ」が映し出された話はよく知っているのに、そこからいきなり戦後まで私の認識は飛んでしまってます。
よく考えたら、その間実用化に向けて何もしなかったはずがないのに、スポッと知識が抜けているのです。
そんな一種の幻のような歴史が現実にあったことを初めて知り、驚きました。
テレビを実用化するため、それに携わった多くの人の苦労と希望と、近づいてくる戦争の予感。大河ドラマのネタにもなりそうなスケールの話しだと思うのに、なぜあまり取り上げられてこなかったのか。
消された(?)過去を覗くような、好奇心をくすぐる本でした。

0
2018年01月29日

「ノンフィクション」ランキング