【感想・ネタバレ】情報参謀のレビュー

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Posted by ブクログ 2020年01月22日

野党時代の自民党のメディア分析と戦略を綴った手記。マスメディアの内容分析とインターネットの検索結果などを分析し、政治戦略に繋げた事例を垣間見ることができる。

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Posted by ブクログ 2019年10月24日

いやぁ、面白かったなぁ。
あとがきにもあるけど、これはプロジェクトに関わった事自体がとてつもなく面白かったろうなぁ。

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Posted by ブクログ 2018年07月18日

【流れを読み作る人】自民党が野に下ってから党勢を改めて軌道に乗せるまで,党の「情報参謀」として汗を流した著者の経験を記した作品。世論を味方につけるためにはいかなるデータを集め,それをどう活用すれば良いのかを徹底的に考え抜いた日々が綴られています。著者は,日経ベンチャー編集長,日経E-BIZ編集長等を...続きを読む歴任された小口日出彦。

映画化もされた『マネーボール』の政治・選挙版といった印象を受けた一冊。勘や経験がモノを言わせていた選挙の世界に,データや統計といった乾いた情報を持ち込み,それらがいかに影響を与えたかを考察する上で欠かせない作品だと思います。

〜支持するか支持しないかは別として,世論は「前提となる事実を知っているから支持にも批判にも回る」ということだ。〜

それにしてもここ数年の情報文化の移り変わりの早いこと☆5つ

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Posted by ブクログ 2023年03月17日

自民党が民主党に政権を取られたときから政権奪取を実現するまでの4年間で自民党の広報戦略を参謀さながら陰から支えたよという本

テレビやネット、SNSの情報を人力・システムの両面で総チェックをかけ、報道やネットの話題を逐次追跡。自民党の広報戦略として深い分析や示唆を与え続ける。

平田、小池、平といっ...続きを読むたなんとなく見聞きしたことある政治家の方もちらほら。

インプット、プロセス、アウトプットの全肯定にビジネスの特異性・専門性を感じるセクシーさがある。
・あまりにも泥臭く他では入手できないデータ生成(交代制で担当者をつけてテレビを24時間ウォッチ)
・過去のデータ収集・分析結果の蓄積で醸成された分析パターン
・多忙な政治家のニーズに応える臨機応変さ、意思決定を後押しするエッジの効いた示唆


"ほどんどの不安は、情報的な自分の現在地がわからないことから生じている"
"「わからない」ときは、なぜ「わからないのか」と一歩引いて考えてみること。これはメタデータの考え方"

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Posted by ブクログ 2019年02月15日

自民党が野党になった際に、どうやったら自民党が政権与党になれるのか、について情報面から支えた人の話。現代においては、選挙に勝つのは情報戦だという認識はあったけど、思った以上に情報を活用して選挙戦を戦っていたんだな、というのがよく分かって面白かった。この当事のノウハウが未だに使える面もあるだろうし、今...続きを読む現在においては全く使えないノウハウもある気がするし、この手の話は日々進化しているんだろうな、と言うことを考えたりした。

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Posted by ブクログ 2017年11月19日

自民党が大敗して政権を失った2009年夏の総選挙直後から、2013年夏の参議院議員選挙に勝利して政権を完全に奪還するまでの4年間、同党の「情報参謀」役を務めた著者が、自民党が政権奪還に向けて行った戦略的な情報分析活動について、政権奪還にいたる4つのフェーズ(第1フェーズ(2009年秋~2010年7月...続きを読む参院選)、第2フェーズ(2010年秋~2011年夏)、第3フェーズ(2011年秋~2012年12月衆院選)、第4フェーズ(2013年1月~7月参院選))に分けて、その全貌を明かしている。著者は、本書で明らかにしたいことは、「政治に、テレビやネットの情報の分析が組み込まれ、人びとの小さな行動の集積が大きな政治活動の結果に結びつけられている、その最新の事実と仕組み」だとしている。
自民党政権奪還の裏側でこのような戦略的な情報分析活動が行われていたということ自体が非常に興味深かった。データ分析の威力というものを感じた。そして、著者のようなスキルを持った人材が、生のデータをいかに意思決定者にわかりやすく加工するかということの重要性も感じた。今後も、政治の世界で情報分析・発信の重要性(それは今般の衆院選でSNSを効果的に活用した立憲民主党の躍進にも表れていると思われる)はますます高まっていくのだろう。
著者から見た茂木敏充氏などの自民党政治家や民主党政権の3総理などの政治家評も実感のこもったものでとても興味深かった(特に、野田前総理が地味で真面目だからこそ一番戦いにくいという点)。

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Posted by ブクログ 2017年04月12日

仕事の話はかなり面白い!!特にテレビの露出は人力でカウントしてると言うはなし。でもどっぷり自民党に傾倒しすぎ。もっと悪いところも見ないと。麻生の演説が盛り上がってすごい雰囲気とか、客観的に見なすぎてあきれる。

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Posted by ブクログ 2017年01月09日

自民党が野党に転落してから復活するまでの情報戦略がどのように行われていったかが書かれた一冊。メタデータの分析しレポート化する過程などが非常に面白かった。

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Posted by ブクログ 2016年12月31日

2009年に政権の座を奪われた自民党が政権を奪還するために、どのようにIT・インターネットを活用したのかという情報戦略を、その中枢に外部コンサルタントとして活動した著者が明らかにする。

インターネットを用いた情報戦略はアメリカ大統領選におけるオバマ勝利を導いた要因として話題になっていたが、実は日本...続きを読むにおいてもここまでの緻密な戦略が実行されていたという点にまず驚きつつ、ITの利点である施策の展開とその評価、そして次の計画への反映までを極めてスピーディーに展開していくプロセスは、IT利活用の模範例とも言え、企業活動への応用を意識して読むのも面白い。

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Posted by ブクログ 2016年11月14日

自民党が野党に転落し、そこから与党へと返り咲き、参院選でねじれを解消するまでの間、自民党のネット戦略の傭兵として戦った方の本。
情報戦略としてテレビだけでなく、それとネットが関係しあって世論が作られていくという流れが作られていく歴史としても楽しめた。
また、自分たちが何気なく行っている、「ニュースを...続きを読む知る→ネットでさらに情報を得る→SNSで拡散させる」という一連の行動について非常にロジカルに分析し、それを提示していて、興味深い。
政治家だけでなく、マーケティング論としての側面もあると思った。

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Posted by ブクログ 2016年11月12日

 表題からは、過去あるいは現在の軍やインテリジェンス機関の話かと思うが、全く違う。
 著者が、国政選挙結果予測を出口調査によらず、インターネットやマスコミ報道の分析して80%当てたことを、そのときの選挙で下野した自民党が聞きつけて、筆者を呼びつけたことから本書は始まる。そして著者を、テレビやネットの...続きを読む情報分析させて行動を提案する「情報参謀」‥こういう役職名ではないが、‥として働かせるのである。
 ニコニコ超会議に参加したり、FBやtwitterなどネット活用では自民党が他党に先んじたのは、筆者らの仕事の結果である。
 野党時代に自民党が何をしていたのか、自民党の仕事の進め方などもわかって、たいへん興味深く、中身の濃い本であると思う。

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Posted by ブクログ 2016年08月21日

09年から13年にかけて選挙戦で自民党が完全復活するまで、裏方で支えたメディア報道・ネット世論の情報分析チーム。そのリーダーが語るドラマ。

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Posted by ブクログ 2016年08月17日

心底、驚愕する内容はないが、具体的、体系的に自民党の情報分析手法が描かれており、興味深い。対する野党はどうなのだろう?

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Posted by ブクログ 2019年06月12日

政治の世界で、タイトルに相応しい仕事をして来た著者の
回顧録かな。
書いてあることを見ると確かに自民党が野党に下ってから
野党に返り咲くまでの期間に政局においても情報戦略の比重がだいぶ変化したと感じた

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Posted by ブクログ 2019年01月20日

自民党が野党だった4年間、情報、特にマスメディア、インターネットにおける情報を自民党に提供していた著者の本。自民党の茂木氏、平井氏、世耕氏らと共に活動していた。テレビ番組をテキスト化するにはまだまだ人力での作業のようだ。

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Posted by ブクログ 2017年11月16日

自民党惨敗からの復活、第二次安倍政権までの情報戦略を担った民間人の一冊。一言の重みがあるからこそ緻密なデータ分析とあんにゅいな戦略が必要。

思っているよりも自民党の党員や議員は優秀だなと。
あと、自民党の外部業者への予算は少なそうだから思想が無いとアプローチしても損しそうだな。

エム・データの社...続きを読む員は3交代制でテレビを見てメタデータを取得して販売している。

<登場人物>

茂木敏充
平井卓也

<登場企業>
株式会社パースペクティブメディア
株式会社エム・データ
株式会社ホットリンク

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Posted by ブクログ 2018年10月31日

情報を報道で知って、ネットで検索し、ブログ等で自分の意見を書き込むという流れになっている。

3章途中まで。

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Posted by ブクログ 2017年08月14日

陸軍中野学校の書籍を検索する中で出会った本書。自民党が下野してからの巻返しにITを活用すべく、著者のベンチャー企業に目を付けた。最小不幸社会を党公約にしてしまった民主党よりも、自助・共助・公助を前面に出す自民党にシンパシーを抱く著者。個人的には理解できるが、現在の政権与党が進める国民不在の政治運営に...続きを読むは肯けない。インターネットとSNSが政治と政治家に及ぼす影響がたいへん大きくなった現代の情報戦略を考えさせられる一冊だった。

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Posted by ブクログ 2016年11月21日

「ほどほどの努力では、ほどほどの幸せもつかめない。一生懸命頑張って、一生懸命働いて、豊かな、イチバンの国をつくりましょう」
棒ほど願って針ほど叶う

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Posted by ブクログ 2016年11月15日

政治の世界でもネットやメディアの情報を解析して、党のプレゼンスを高める動きがあったことを初めて知った。こうしたPDCAサイクルが選挙対策だけでなく、政策の評価にも活かされると国民としては嬉しいが。

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Posted by ブクログ 2016年11月15日

自民党が2009年に当時の民主党に大敗して野党に転落したときから同党の情報参謀役を努め、情報分析・戦略で政権奪還をサポートした小口日出彦氏の『情報参謀』を読みました。

YouTubeに投稿された動画がテレビのニュースで流される。今では当たり前のようですが、そのターニングポイントとなったのは「中国漁...続きを読む船尖閣衝突映像流出事件」。そこを契機に自民党が積極的にネット上での情報発信を仕掛けて露出度を上げていった様子が描かれていて興味深かったです。

強いていえば、ダークサイドのことも知れたら良かったんですが、まあ仮に知ってたとしてもさすがに書けないかな。

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Posted by ブクログ 2016年10月31日

やれビッグデータだ、IoTだとバズワードが飛び交う世の中ですが、データは使いこなしてこそ意味がある。2009年に下野した自民党が与党に復帰するまでの4年間を「情報参謀」としてサポートした記録であるこの本を読んで、まず感じたことです。
情報を使いこなして、政権政党への復帰を果たすまでの流れはキャッチー...続きを読むで、かつ普段触れることのない政党の内輪の光景を覗いているようで新鮮で、そういう意味でも面白かったです。

4年間を選挙などの節目で4つのフェーズに分けているのですが、フェーズ毎に実際の情報分析の手法が徐々に進化していくのが面白いです。佳境の第3フェーズや第4フェーズでは、イベントを企画したり、議員の言い振りにも影響を与えたり。
とは言え、ここまで本で書いてしまうのは、イマイチ失点が多い野党に「これくらいやってみたら?」と敢えて手の内をチラ見せしているのかな、と思ってしまうくらい。
個人的には、ニュースやデータは切り取り方やモノサシ、見せ方が大事なんだろうなぁと思っているので、一例として非常に勉強になりました。例えば、政治ニュースだけに特化して分析するのではなく、報道全体の中での位置づけを知る/予測することは、文句なしに重要なこと。

ちなみに、手動でテレビ映像のメタデータを入力する、というのを読んで「その仕事大変そうだなぁ。。」とちょっとゲンナリしました。AIがもうちょっと賢くなればいけるんだろうか。
ITが変えていく政治の世界。ひょっとすると、汗をかいて、たくさんの人と会って、という昔ながらの選挙戦のスタイルも、今後ネットワークが変えていくのかもしれない、なんて思いました。

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Posted by ブクログ 2016年09月19日

なかなか面白かった。こういう手法に批判はあるだろうが、包丁を無くしたからといって、殺人や傷害事件が減るわけではないのと同じで、要は使い手のモラルの問題。どんなに良いポリシーも、伝わらなければ意味がない。伝えるための技術が、勘からメソットに移りつつある、という理解が正しいのではないか。

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Posted by ブクログ 2016年09月10日

野党転落してから与党に返り咲いて今や敵なしの自民党。
なぜそれが可能になったのか、政権奪還の情報戦の全貌が興味深く読めた。
ここまでタネバラシして自民党は許可したのだろうか。

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Posted by ブクログ 2016年08月27日

政治における情報の取り扱いが進化していく現場の空気感が伝わる内容。
ただ、本文の妙なテンションの高さにいささか辟易する。
この現場に居たという著者の自慢のように捉えられてしまうところも残念。

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Posted by ブクログ 2016年08月22日

知らない世界を見せてもらった。情報は大切、しかし、もっと大切なのは発信したくなる、見たくなる情報があるという日々の積み重ねと言う事2026-8-22

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