【感想・ネタバレ】スター・ウォーズ エピソード6 ジェダイの帰還のレビュー

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Posted by ブクログ 2020年01月03日

エピソード6『ジェダイの帰還』は旧三部作の完結編である。その構造は旧三部作の完結編という以上の存在感をスター・ウォーズの物語世界において有している。パルパティーンの前に二人が連れてこられて、一方が他方を倒すように仕向けられる。しかし、逆に二人が共闘してパルパティーンを倒す。

自分が相手を殺すか、相...続きを読む手に殺されるか究極の選択を突きつけられて従うだけと思う方が人間を馬鹿にしている。パルパティーンが二対一の一に自分がならないと考えているならば目出度い。パルパティーンの思考の硬直性は、二人体制というシスの伝統が影響している。

シスの幹部が多いと互いに殺し合いを始めるため、二人に絞るという設定である。皆が悪人では全員が他者にとって代わる野心を持っており、組織が成り立たなくなる。しかし、二人に絞れば争いが生じないというものではない。田中芳樹『銀河英雄伝説』のオーベルシュタインがNo.2不要論を主張したように逆に危ういだろう。

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