【感想・ネタバレ】ジョニー・ザ・ラビットのレビュー

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Posted by ブクログ

ネタバレ

うさぎを主人公にしたハードボイルド小説。モフモフ。
ジョニー・ラビットは兎一匹復讐を遂げるぜ…といいつつも、どうやら動物好きっぽい宿敵ラッキーボーイ・ボビーに懐きたい気持ちを抑えられない。ジョニーは兎だけどマフィオーソに飼われてたこともあって人間の言葉がわかるけど、人間は兎語がわからないので会話(?)が噛み合ってないのも良いです。兎語がわかれば、ジョニーはかなり重要なこと言ってるんだけどなぁ。。
「ふざけやがって!」「ぶっ殺してやる!」って言いつつ、脚トントンさせてたりしてるのはグレーのちっちゃい兎…と思ったら力が抜けます。兎の生態がちゃんとしてて、東山さん兎に詳しいな?ブルースを歌う犬とのシーンは素敵で、病院のシーンと中華街と思われるところについての考察に笑いました。人間の友達は一番が犬、二番が猫、三番が金魚、その次くらいが兎と鸚鵡で、兎は五分五分でペットと食料…と思ってたけど犬も食べるなら兎なんて勿論。。と。家鴨を標的にするKKK団。
うさぎなので少しマイルドになっている気がするけどマフィアの復讐と仲間割れものなのでかなりハードでシビア。原発の煙突を『再会の樹』と崇める狂信的なうさぎもいるし……でもラストは好きです。たぶんジョニーはボンネットで。。そしてホンコンがここでくるとは。鮮やか。

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2022年03月09日

Posted by ブクログ

ネタバレ

読み始めと読後感で感想が180度変わった作品でした。
第一章ではハードボイルドなウサギというギャップと
妙にリアルなウサギ描写でユーモアが先にたっていたけど、
第二章ではテリーの死に動揺するジョニーの葛藤や
再び戻った人間界でのボビーとの不思議な共存関係
等かなりシリアスで引き込まれました。
ハードボイルドでいようとしながらも自分の存在に苦悩するジョニーが可愛かったです。
ブルーノの正体は以外でした。

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2012年03月21日

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