【感想・ネタバレ】誰のために法は生まれたのレビュー

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Posted by ブクログ

「なんかよく分からないけれどここには大切なことが書いてある」と感じる本。
そんな本に20代のころにはよく出会ったように思う。
そしてなんだか訳の分からないままに読み進めて、運がよければそれを仲間と語り合って、何か掴みかけたような気がする手がかりを確かな手ざわりのある論理に変えていく。
そんな経験が昔はしばしばあったように思う。

それは馬齢を重ねるなかで、それなりにまあ分かることも増えてきたからということもあるだろけれど、「分からない」中に希望や期待を見出すことができる頭や精神の柔らかさが、それこそ馬齢を重ねた結果失われたためだろう。

そして久しぶりに出会ったのがこの本である。
「なんかよく分からないけれどここには大切なことが書いてある」と感じて読み進める感覚。
まだまだ私の頭や精神にも柔らかい部分があったんだと思うと、それだけで嬉しい。

内容は「法」や「政治」の本質に迫ろうとするもの。
「法」を相手にずっと研究に取り組んできた老教授が、古典文学テクストを手がかりに、中高生を相手にしながら、その核心へと迫っていく。
とてもエキサイティングでスリリングだ。でも老教授が何十年の相手にしてようやく至った「法」の核心を語ろうとするのであるから、当然それはすっと飲み込めるような軽いものではない。
ただどうしても食べたくなる。本書の言葉で言えば「こっちの水はあ~まいぞ」という声が聞こえてくるからだ。
そうした声に誘われるようにふらふらと最終章まで読み進めると、それでもなんか大切なことのいったんには触れられた安心感がある。
もちろんそれはかりそめの安心感にすぎない。
十牛図(禅)で言えば「見跡」「見牛」くらいの段階だろう。でもそれでも大切なプロセスの最初の一歩、二歩分くらいは進んだと言えるのではないかと思う。

だから本書の相手も中高生なのだろう。
ここからは一人一人が「悟り」に向けてその歩みを進めていくことが期待されている。
ぜひ若者たちにはそうした道を歩んでもらいたいと思う。

同時に「おっさん」になったことを免罪符にしてはいけないのだろう。そんなことを痛切に反省させられる一冊になりました。

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2024年03月22日

Posted by ブクログ

法はグルになっている集団を解体し、個人を助けるためのものである。しかし、個人主義は個人の利益至上主義につながり、それは結局利益を目的として徒党を組むことにつながってしまう。その徒党に抑圧し食い物にされる個人がいる。ここにジレンマがあるし、そのジレンマに自覚的でなくてはならない。

というのが概ねの理解。

映画や古典をこのように解読するというのも初めての経験で、とても面白く読めた。

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2019年04月13日

Posted by ブクログ

近松の古典やギリシャ・ローマの古典、そして実際の判例を取り上げて、中学・高校生と一緒に法とは何か、自由とは何かを考える。徒党(グル)と個人。この対立で徒党を解体して徹底的に個人に肩入れすることが「本来」の法であるという。「占有」という概念が出てくる。二人の人が一つの物にかかわって争っている時に、高い質で持っている方を勝ちとする。その人に占有があるという。それを破る者を失格とする。法の体系の核にこの「占有」という原理がある。最後まで読んでいくと、日本の社会にはこの占有という原理が弱いことが分かる。最高裁の判例でも「占有保持請求本訴ならびに建物収去土地明渡請求反訴事件」で占有をしている方が負けている。現実はなかなか難しい。でもそんな政治システムを形作るのも人間だから、吟味された古典を読んで深く考える人になろうということで終わっている。

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2019年03月08日

Posted by ブクログ

ネタバレ

いきなりおさん茂右衛門の人情話を軸に説明が始まりびっくりした。
この辺りは学生時代に専攻した分野だったので。
ただ、当時は法学については全くの門外漢で、人の気持ちについては検討したけれど、デモクラシーへの意識は向かなかった。
今の立場の私には、とても興味深くおもしろい。

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2019年01月29日

Posted by ブクログ

映画、喜劇を素材にして、タイトル通り法とは誰のために生まれたのか思考する試み。教養とは、こういうことだよと教えてくれる。自分が無知だということに改めて気づかされる。

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2018年09月18日

Posted by ブクログ

法学部時代を懐しみながら読み進めた。学部入学時に読み、学部卒業時に再読することで自身の学びを振り返ることができるだろう。

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2018年08月26日

Posted by ブクログ

再読する。
人権とは、もともと何もないところから何かを生み出す「権利」ではなく今あるものを守るための「占有」だということ。
誰のために、それは、徒党に対する個人のために。
数々の古典を読み込み、最後に出てきた自衛官合祀事件の受け止め方は、判例集を見て、「他人の信仰に基づく行為に対して、自己の信教の自由を妨害するものでない限り寛容であることを要請している」という部分を頷きながら読んで済ましていた自分に強烈な反省を促すものだった。

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2022年01月05日

Posted by ブクログ

対話形式で書かれており読み易いけども、内容は結構難しい、、
何かをスッキリ理解させてくれる本というより、法や政治のような世の中の仕組みに対する興味関心を大いに沸かせてくれる、文学が持つ力を見せつけてくれるような本だ。中高生の頃にこんな本に出会えていたらな〜

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2022年01月02日

Posted by ブクログ

このタイトルだけではなかなか読む気になれない(笑)

きっかけはとても気に入った著書「絵を見る技術 名画の構造を読み解く」の著者秋田麻早子さんのブログで絶賛・紹介されていたからだ
かなり前のことなので内容も覚えていないが、興味深くぜひ読んでみたいと思いずいぶん前に入手しており、ようやく着手できた

映画や戯曲を観たあと、法学教師がカジュアルに中高生と問答する

最初にあらすじがあり、そこから生徒との対話形式で紐解かれるため、非常に読みやすい
しかしながら内容は深いため、なかなか考えさせられるのだ!うーむ


■「近松物語」
ここでは「グルになった集団を解体する」、「グルになった集団に対抗する」ために法はあることが学べる
・追い詰められた一人の人に肩入れする
・意外にも…頭を動かすより、直感と感じることが大切
 その人の苦痛に共感する想像力
 これがないと何が問題かつかめない
 そういう問題を感じ取る力のために古典が有効
 
■「自転車泥棒」
(有名な映画ですね 残念ながら観ておらず…)
舞台はイタリア
貧しい親子のなかなか救いのない話だ
ここでは「占有」の大切さ優位性について学べる、「所有」とは違う
ある人がある物に関わっている
その物に高い質がある方が勝ち、とても良い状態で保持している
つまり人から盗んだ物は占有にはならない
例)土地の占有と所有
占有:環境や住む人たちも大事にしてそれに相応しいきれいなものを建てるような土地の持ち主
所有:とても閑静な住宅地に、ここは俺の土地だから勝手だ!とケバケバしいビルや風俗店を建てる


■プラウトゥス(ローマの喜劇作家)
こちらでは「カシーナ」と「ルデンス」が取り上げられている
軽く「カシーナ」を紹介
今でいうパワハラ、セクハラの世界で権力とセコくて見え透いたテクニックを使って、おっさんが若い女性をモノにしようというゲスな話である
これをドタバタ劇みたいな感じで最後は面白おかしくハッピーエンドだ

ここでは本来の政治について学べる…
(ここでの)政治とは→権力を排除し、個人の自由を守るためにある仕組み
まず法があって、一旦ブロックする(個人を守るために)そうしてから、ゆっくり政治、つまり裁判で正義を追求する
「カシーナ」でいえば、権力があるからってゲスなことをしてもちゃんと最後は成敗されるのだーということを、より具体的に知的に説明してもらえる
古典の力の凄さも教えてくださる
人間の歴史の土台を作ってきたものだから古典は素晴らしいという
古典を土台に社会が動いているとのこと(これは法律以外でも感じることだ)


■ソフォクレス(ギリシャの悲劇詩人 ソプクレスとも オイディプス王の作者)
こちらでは「アンティゴネー」、「フィロクテーテース」を取り上げる

ソフォクレスはデモクラシーの問題を取り扱っている
デモクラシーは政治がもっと高度になったもののはずなのに、いつの間にか友と敵だの利益だのという発想になっていて、原点を忘れているんじゃないか…という角度から切り込んでいる

そのために必要な原理
・連帯が大事
・完全なる孤独の一人となる
一見、矛盾しているようにも思えるが、以下のような説明がある
個人を一層自由にし、皆で連帯してボスと集団を解体するぞ、という自由ばかりでなく、一人一人が自分の幸福を追求する自由というものをもたらす
ややこしいが、たとえ他人がどんなに迷惑を思おうとも、その人が自分の幸福を追求している以上は喜んで許す
もっと集団から遠くなったように思えるが、みんなが応援団のようになるので結果的には集団を生み出す
集団が個人を犠牲にしていくのを批判する
完全なる孤立した1人が連帯すること
これが、本物の連帯とのこと

さらに「フィロクテーテース」になると「連帯」+「かけがえのないものを承認」となり、さらに上をいく
追い詰められた個人を排除すると結果社会全体が破滅だという教訓になっている

ギリシャ人たちは言葉の自由をとことん追求
実際言葉の自由が、どうしたら社会の中で実際に実現して、本当に自由になれるのか…
それを考え抜いた上での作品とのこと

いやぁ、ギリシャ神話深い!哲学だ!
(ソフォクレスの作品は、せつない運命ややりきれなくて物悲しい…だけじゃなくこういう読み方もできるのかぁ
 実に興味深い 現代人に必要な教えがたくさんある!)

最後は実際の最高裁判所の公式判例があげられる
原文ではちっとも理解できないが、もちろんここでも対話式で解説が入るので理解できる


と簡単に言うとこのような内容である


「法」の視点が変えられた!
先生の質問で中高生の視野がどんどん開けていく
のだが、こちらも同じように、ああ、そういう見方があるのか!となんともA・HA体験ができる体感的読書とでもいうのか…
よくもわるくも常識に縛られた頭の硬くなった大人にガツンと効く!
法ってガチガチのものじゃなくて、歴史を紐解けば、やさしさと思いやりに満ちたものだったんだなぁ
なんだか時代が進むにつれて、大切な根本がなくなっていっているんじゃないかなぁ
そんなことをシンプルに考えた
法律のベースってこういうことだよね?

表題からは想像つかないほど読みやすいが、内容は正直難しい
表面的にしかまだ読めていないと思うが、それでも読む価値は十分ある
法律以外の部分でも古典の大切さ、読み方、ギリシャ戯曲や神話の面白さ(もっと知りたい、読んでみたい!)に触れることができる

桐蔭学園の皆さんのスマートさにも感心
若者の明るい前向きな姿勢は気持ちが良いし、日本も捨てたもんじゃないな…と安心する

完全なる理解がなくても触れるだけで知的好奇心を十分満たしてもらえる良書!

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2021年06月16日

Posted by ブクログ

諸富徹氏が新聞で、中高生向けに行われた講義をまとめたものの一冊として紹介していて、気をひかれたのだけど、読むかどうかちょっと迷った。というのも、同時にヒット作としてあげられていた「それでも、日本人は『戦争』を選んだ」を以前読んだとき、すごく苦労したからだ。もちろん、非常に考えさせられる内容で、知的な刺激に満ちていたのだが、それだけに咀嚼するのが大変で、生徒さんたち(かの栄光学園)の賢さに降参という思いだったのだ。またあんなのだったらツライなあと、腰がひけてしまう。

結論から言うと、確かにこれも難しいが、それ以上におもしろかった!何と言っても導入がうまい。溝口健二監督「近松物語」をみんなで観てから、それを取っ掛かりにしていろいろ考えていくというスタイルで、木庭先生と生徒のやり取りで講義は進んでいく。生徒さん(桐蔭学園)が賢いのは言うまでもないけど、いたって自然な感じの受け答えをしていて、そこがとても良かった。

「近松物語」を私は知らなかったが、木庭先生の解説一つ一つに「なるほどなあ」と感心してしまった。「グルになって力を行使する側に、個人はいかに立ち向かうか」というテーマがここで提示されている。力の理不尽な行使によって、最も傷つけられ虐げられるのは(若い)女性と子どもであり、そこを描いた作品を読み解くことによって「法」「政治」を考えていこうとするのだ。

四回目までの講義は、そうした作品をまず観たり読んだりしてから行われる。第二回のイタリア映画「自転車泥棒」は、昔観たとき、主人公親子があまりにもかわいそうで「二度と観たくない」と思ったほどだったが、指摘されてみると、確かにこれも「近松物語」と通じるものをはらんでいる。

第三回第四回は、なんとローマ喜劇とギリシャ悲劇の台本を読んでから、というもの。ここは正直難しくて、読むのに時間がかかった。前置きなしに「法」「政治」という言葉か使われるので、意味するところをなかなかつかめない。しかし、こここそがこの一連の講義の主眼。本質的なことを鋭くとらえていく生徒さんたちの若く柔軟な頭脳がうらやましい。

第四回はギリシャ悲劇が題材だが、ここでの講義には、うーんと唸る箇所が随所にあった。「デモクラシーはギリシャで生まれた」という受験的知識がどれほど空疎なものだったか、ほとんど愕然としてしまった。権力の横暴を許さないためにあるはずの民主主義が、かえって個人を抑圧するという逆説は、民主主義が制度疲労をおこしてきた現代の問題だと思っていたが、すでにギリシャの人たちはその病理に自覚的だったというのだ。この問題をどうクリアしていくか、それこそが民主主義の要諦であると。

「まずかけがえのないもの(主に身体と精神)を侵害されている人を、暴力からブロックする。これはアプリオリなもので、どちらが正しいかを決める必要はない」
遙か昔、こうした知見にたどり着いていた人たちがいたとは。一体自分は何を学んできたのかとわが身を振り返ってしまう。「多数決で決めたから」「選挙に勝ったから」正当であるという粗雑な論理がまかり通ることに、無力感を感じずにはいられないが、「それでもやっぱりおかしいよ」と言い続けなければと思う。

第五回は、実際の最高裁の判例。現在のあり方が、「最も弱いもの、虐げられたものを守る」という法の精神からいかに遠いか、情けないほどよくわかる。

全体を通して、対話形式なので読みやすいが、決して中高生向けにかみ砕いた内容なんかじゃない。生徒の一人が、講義の感想として「教養になるかなぐらいの気持ちで参加したけど、教養どころじゃなくて、自分の価値観とか、ぜんぜん、すごい変わる授業だった」と言っていた。本気の学者の迫力は通じるということだろう。


むむ、と思った箇所の覚書。

・政治は集団のゴタゴタした利益交換を払拭するためのものだったはずなのに、利益志向に固執して他のことをまったく考えなくなっている。敵味方思考は究極の集団思考だ。その集団への帰属原理のうち、最も強力なのは血と土、血縁とテリトリーだ。
集団を排除する正しい政治的決定に対してさえ例えば人権のためにノーを突きつけるのがデモクラシー。そのノーを突きつけるとき、土地に貼りついて連帯し、有力者の子分が入り込んできてかき回すのを排除するために、メンバーを血縁とテリトリーで閉鎖する。団結して自由を守るためだ。しかしこれが政治を駆り立てて、敵味方思考を経て、むしろ民衆が戦争に向かわせる。利益志向と並ぶデモクラシーの病理だ。

・デモクラシーの精神というのは、単に厳密な議論で物事を決定するというだけでは足りない。その前に厳密に調査してデータを取ったり、データの信憑性を吟味したりとか、二重三重に厳密にする。だからここから歴史学や哲学が生まれる。
デモクラシー万歳で安住するようなのはデモクラシーではないということです。デモクラシー自身について徹底的な病理分析の手を緩めない。これがデモクラシー。

・ポイントがいくつかある。第一に連帯が大事だということになります。しかし第二に、やたらと肩を組んで、その辺の飲み屋さんで演歌かなにか唄っちゃう、とかいうのは、連帯でもなんでもない。なにせ、グルと正反対でないといけないのだから。大事なことは完璧に一人ひとりが削ぎ落とされて、孤立して、一人になっている、ということだ。ほとんど追い詰められていると言ってもいい。だけど人間は、よくよく見てみると、それぞれは孤独な一人だ。そうなって初めて本当の連帯が可能になる。

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2019年02月04日

Posted by ブクログ

現代の法に慣れていると、この言葉から想像するものとはかなり違う法の話で驚く。法の起源となるギリシアやローマでの倫理というか、ものの考え方に遡ることで、現代の法を批判的に考え直す内容。

この本の骨子だけ書いた本があったら、ほとんど誰も関心を持たなそうだが、高校生への講義を口語で書いてあることで、上手にガイドされて最後まで楽しく読める。

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2020年11月07日

Posted by ブクログ

評価高いようですが、期待した程では無かったです。

                                   
1.この本を一言で表すと?
古典を題材にして、中高生と法を語り合いながら法を理解していく講義内容をまとめた本。

2.よかった点を3~5つ
・法はどちらの側にある?(p62)
→法律と言うのはグルになった集団を解体するっていうのが大事っていうことがわかった。

・占有原理(p119)
→占有と所有は違うと言うことがわかった。占有の質は何となく理解できたが、そのような考え自体あまり意識してこなかった。

・自衛隊らによる合祀手続の取消等請求事件(p340)
→判決の内容に驚き。現代の社会情勢の下で同じ裁判があれば違った判決が出るのではないだろうか?

・占有保持請求本訴並びに建物収去土地明渡請求反訴事件(p306)
→悪いことをしてもしても結局土地を登記したものが勝つと言う判例があることに驚いた。

・新鮮な知性に最高級のもの与えるべきであるというのが私の年来の考え(p396)
→全くその通りだと思う。私も子供に最高級のもの与えようと思う。

2.参考にならなかった所(つっこみ所)
・カシーナ、ルデンス、アンティゴネー、フィロクテーテス、は何がいいたいのか、法とどんな関係があるか分かりにくい。
・憲法9条とホッブス(p371)
→国際社会には警察も裁判所も無いので、国同士の争いに占有の概念を持ち出すのは無理があると思う。
・抑止力理論で双方とも破滅しそうになるか、一方が他方を征服する時、われわれは必ずそんな状態を精緻なシステムによって克服するだろうと言う理論です。(p376)
→曖昧な表現でよくわからない。精緻なシステムとは?

4.議論したいこと
・本書の中で言論の自由を絶対的なもの(p382)としているが、著者はヘイトスピーチをどのように考えているのか?

5.全体の感想・その他
・法を学ぶためのとっかかりの本としてはよいと思うが、法律論の全体像を掴むにはこれだけでは足りないと感じた。
・中高生向きの講義の内容をもとにしているので読みやすいと感じた。

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2020年01月09日

Posted by ブクログ

20190105 基本的人権とはという教科書的な解説ではなくて、そこにたどり着くために古典を元に考えさせる構成。出来上がった本を読むのも良いが講義に参加しているつもりで考える事。この本をきっかけに考える人が増えて来たら政治も変わって行く予感がする。

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2019年01月05日

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