【感想・ネタバレ】ウロボロス・レコード1のレビュー

あらすじ

新ダークヒーロー誕生!洗脳、改造、人体解剖……不老不死のために錬金術を操る少年から目が離せない!

伯爵家の次男トゥリウスは、現代日本で死を迎え、剣と魔法が支配するファンタジー世界の子どもに生まれ変わった転生者だった。
そんな彼の願いはただ一つ。「もう、二度と死にたくない」――。一度その恐ろしさを経験しただけに、人より余計に死ぬのが怖い。
寿命も病気も人に殺されてしまうのも、絶対に嫌だ。
そんな妄執に囚われている彼は、極めれば不老不死をも実現できるという魔法≪錬金術≫にすがりつく。
だが、錬金術は誇大なホラ話として世間から軽んじられている魔法。その上、トゥリウスが行う錬金術研究の内容は、常軌を逸していた。
洗脳、改造、人体解剖……繰り返される異常な実験の数々に、周囲から恐れられ忌み嫌われていくが、彼はまるで気にしない。そんなある日、トゥリウスは彼を嫌っていたはずの兄から奇妙な命令を受けることに――?


山下 湊(ヤマシタミナト):北海道札幌市在住。本作にてデビュー。

しの とうこ(シノトウコ):イラストレーター。『薬屋のひとりごと』(ヒーロー文庫)などのラノベ作品、『ダブルクロス The 3rd Edition』などのTRPG関連書籍などで装画、挿絵を担当。

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

このページにはネタバレを含むレビューが表示されています

Posted by ブクログ

ネタバレ

多分ほとんどの人が主人公を好きにはなれないと思うくらいはイカれてる。そんな作品。
良い悪いはさておき、ただ「さすが!」と言われる物語の主人公とは倫理観も問題解決手段も違いすぎて面食らうところはあるかも。
主人公に他者を圧倒する力を与えるためにどのような設定を作るのか、その設定は納得できるものかという部分は没入感にも影響する要素の一つかと思うが、本作では妄執だったり、倫理観の欠如だったりでの差別化があるのでまぁ、納得はできる、、、のか?

異世界転生モノのお約束は踏襲しているので、舞台設定は中世くらい、人命の価値は低く、奴隷や亜人がいる世界。
・・・であれば、倫理観の欠如は主人公のそこまでのアドバンテージにはならないのでは・・・?
主人公自身疑問に思っている描写があったが、俺のSATSUGAIは良いSATSUGAI!お前(主人公)のSATSUGAIは悪いSATSUGAI!という評価については回収されるときは来るのだろうか・・・

まぁ、脳みそちょこっといじっちゃったー☆で解決しちゃいそうだし、大きな問題ではないですね。

何でもできる魔法という手段がある世界観で、さらに万能な”洗脳”という解決手段がある主人公をどのように縛って物語を展開させていくのかを考えてお話を読んでいくのは結構面白いかもしれない。
(主人公に共感とかそういうのは、いやーきついっす。)

0
2022年12月28日

「男性向けライトノベル」ランキング