【感想・ネタバレ】地域づくりの新潮流 スローシティ/アグリツーリズモ/ネットワークのレビュー

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Posted by ブクログ

・コンパクトシティ(英・ハワード)には隙間が生まれる。
・フランスでは移民などの社会問題
・独・ジーバーツ「理想的なコンパクトシティはありえない」「隙間は空白ではなく、現代文明のリアリティ(工場やスーパーetc)である」「あいだにある都市」
・民俗学者・宮基常一「村の一番高いところへ上り、一望せよ」「作物により風土、気候、所得水準がわかる」
・パンフレットの裏側は現場へ行かなくてはわからない。ここが膨大で重要。
・スローフード(⇔ファストフード)は経済活性化や観光誘致を目的としない。よりよい市民生活を目指すもの。
・アグリツーリズモ=農村の現金収入を増やすための農村民泊補助システム。
・漁村=ペスカツーリズモ
・いづれも単体では弱小なものがネットワークによって影響力を発揮できるという共同体精神。

・responsible environment ian
・パーミアビリティ 大きな岩を砕いた小石が水を通しやすいように、人々がまちの隅々まで入り込みやすく、視線も通りやすいもの。オックスフォード。
・工業もなく、産業もない農業もダメ。ならば美しい田園風景こそさいだいの資源@ドーチェスター

・スローシティでは「住民は幸せな暮らしを営んでいるか」が原点
・人は幸せな市民が住んでいるまちを訪れたがる、が観光の原点
・スローフード運動では、正しい食生活を取り戻すために地域の食材を使った食育を重要事項にしている。美味しく、美しく、正しい(環境にやさしい)
・未完成の美学。完璧でないものの価値を評価すべき。未来への可能性への期待。我々は確立された成功例ばかり求めたがる。

田舎の人ほど田園に慣れすぎていて、破壊してしまう。外部のものは大切に扱う。
グリーンツーリズムも本来はビジネスのためでない。悦楽である。過疎化対策などではない。

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2011年11月30日

Posted by ブクログ

とかく人も資源も資金も集中する大都市のまちづくりではなく、小さなまちのプロモーションのあり方について、欧州の豊富な実例を基に綴られた1冊です。前著「まちづくりの新潮流」の続編ということだけあり、スローフードやアグローツーリズモ運動の単なる紹介でなく、それらがまちづくりにどう生かされているかという点から考察がなされており、実践的です。
最後に鹿児島を例とした、学生さんのアイデアによる地域再生の処方箋が収録されていますが、著者の先生方の「自ら動かなければならない」という強い意志を感じました。
世界の街おこし/村おこしの潮流を垣間見れる、価値ある1冊だと思います。

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2009年11月07日

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