あらすじ
結婚はしない。でも、産みたい――。
結婚せずに出産する女性が増えている。統計では、母子家庭における未婚者の割合はこの5年間で3倍近くにも急上昇中だ。彼女たちの存在は、「セックス」「出産」「結婚」が三位一体となっていた時代の終わりを意味しているのだろうか? 著者は、結婚せずに子作りに協力してくれる人を求め、独自の「契約結婚」やゲイカップルとの人工授精を試みるなど、試行錯誤しながら念願の第一子を非婚出産。家族とは何か。結婚とは何か。現在、共同保育を実践中であるシングルマザーの著者が波乱万丈の半生を振り返りつつ、それらの問いについて綴ったエッセイ。
寺脇研氏(元文部官僚)、推薦。著者のドキュメンタリー番組「ザ・ノンフィクション」(フジテレビ系)放映。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
ふつうの非婚出産 シングルマザー、新しい「かぞく」を生きる。櫨畑敦子先生の著書。家族の形は人それぞれ。このような非婚出産 シングルマザー生活をしている人たち、櫨畑敦子先生の言うところの契約結婚や人工授精といった積極的非婚出産で生まれた子供たちも快適に幸せに暮らせるような社会制度をきちんと整備していくべき。
Posted by ブクログ
ちょっと前に『ザ・ノンフィクション』で話題になってた非婚出産した女性が書いた一冊。
まず大前提として、巻末のQ&Aにあるように、彼女が積極的に非婚出産という道を選んだわけではないということ。
なので、この本はいわゆるウーマンリブ運動的なものではない。
彼女の家庭環境や性格による生きづらさみたいなのは感じた。
発達障害だそうですが、確かに普通の結婚生活は難しそう。
なのでこういう選択はアリだと思った。
番組でもあったけど、○○大臣(例:掃除大臣、炊事大臣)と名づけて、何人かでワークシェアリングして子育てしてるのは面白い。
子育てに責任は持てなくても関わりたい人は一定数いるだろうから。
また、世の中全体でそういうのが増えれば、母親の子育てうつは減りそう。