【感想・ネタバレ】心に折り合いをつけて うまいことやる習慣のレビュー

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Posted by ブクログ

ネタバレ

 医師として70年のキャリアを持つ中村恒子先生の人生が詰まった一冊です。
それは、妻として・母として・医師として・・・駆け抜けた人生。 傍目には、壮絶そう。 でも、悲壮感がない。 戦争あり、夫の酒癖あり・・・なのに。 
 そこに、魅力を感じます。 また、多くの患者に頼られる精神科医としての顔も見えてきます。


『情っていうのは、一見いいもののように見えますけど、それは見方を変えると他人さんへの執着であって、こちらの身勝手さの証でもあるんですわ。』

『ほとんどの問題は「きっと、なんとかなる!」』

『そんなにすぐに、結果は出ない。
焦るときほど、上や下、過去や未来ではなく、
「今この瞬間」を大切にする。』


共感すること、参考になることばかり。
次の二つは、正に今考えていることでした。
自分のことは自分で満たし最後まで面倒見る、と腹をくくる。

『自分の生活を仕事や趣味で忙しくしておいて、巣立っていった子どもの人生に入り込もうとしないことが、うまい具合にいく方法やと思います。』

『私自身は、孤独死大いに結構やと思ってます。
なぜかというと、孤独死するってことは、誰にも迷惑かけずに死んだってこと。 家族に介護の苦労もかけず、病院で医療費も使わず、一人でさっさと死んでいく。
こんなに立派で、スッキリした死に方は他にないのと違うやろか。』

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2023年05月25日

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