あらすじ
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─ UXリサーチ「7つ道具」のクイックガイド ─
人間中心設計、デザイン思考、リーンスタートアップ、アジャイル開発、etc...。イノベーション創出のためのアプローチは様々ですが、すべては「ユーザニーズ」を把握することから始まります。表面的なユーザの「声」ではなく、「真」のユーザニーズを探り、それを分析して可視化する──それが『ユーザ調査』の役割です。
ユーザ調査とは「何が欲しいか」をヒアリングすることではありません。また、アンケート調査やグループインタビューを実施して「購入意向」を推定することでもありません。人類学に由来するユニークなテクニックを用いて私たち自身の「物事の見方」を変えることです。
本書は、日本ではまだ馴染みの薄い、このユーザ調査の基本テクニックを紹介する入門書です。ユーザインタビュー、データ分析、ペルソナ、シナリオ、ジャーニーマップ、ジョブ理論、キャンバスというUXリサーチャ必携の「7つ道具」を著者の豊富な実務経験に基づいて解説します。エンジニア、デザイナ、プロダクトマネージャ、起業家など、革新的な製品やサービスの企画・開発に携わる幅広い職種で役立つ内容です。
<本書の特徴>
◎ユーザ調査の基本テクニックを紹介。「7つ道具」の使い方が分かる。
◎各章の内容は独立。どこからでも読み始められる、読み終えられる。
◎各章では各手法のエッンスを1万字前後で記述。サクッと読める。
◎各章の最後に厳選した読書ガイドを掲載。知識が広がる。
◎全編イラストが満載。楽しく読める。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
バリュープロポジションキャンバス(VCP)について学びたく本書を取った。
本書はユーザ中心設計のために使われる7つの主な調査分析手法(VCPの説明も含む)を紹介したものだ。私はこの辺りの知識がなかったが、わかりやすい説明であった。
VCPのほか、ペルソナ、ジョブ理論、ビジネスモデルキャンバスなどの手法の概要、分析の意図、特徴、注意点などを理解できた。初学者におすすめである。
全体を通して本書の主張である「製品開発はユーザ調査から始めよう」を感じる内容であった。
Posted by ブクログ
会社の備品で上司に手渡された本。
UXの手法やフレームワークについて、①ユーザ調査概論、②ユーザインタビュー、③データ分析、④ペルソナ、⑤シナリオ、⑥ジャーニーマップ、⑦ジョブ理論、⑧キャンバスの8つのチャプターで説明してくれていて、初心者が読んでも大変分かりやすい。
チャプターごとに、内容を深く学びたい人にお薦めの書籍を紹介してくれている。
以上
Posted by ブクログ
UXリサーチの基本的な取り組みが、読みやすい文章で書いてある。調査をするときにスタンスや、ファクトをとっていくための手法が学べます。
弟子入りするスタンスで、インタビューに望むは、目から鱗でした。
Posted by ブクログ
プロダクト開発のために利用されてるユーザー調査と分析手法について主なものを7つ紹介。ユーザーインタビュー、データ分析、ペルソナ、シナリオ、ジャーニーマップ、ジョブ理論、キャンバスなど気になるキーワードがあれば入門として読んでみるのも良いと思いました。
Posted by ブクログ
UXリサーチ全般の流れと各ステップの要点が学べる教科書的な本。
UXリサーチ全般が学べる本が少ないことの希少性もあるが、150ページと薄い中にも重要なことが詰め込まれていて、初学者〜経験者の復習まで幅広く対応できるだろう。
「まずはこの本」という一冊。
Posted by ブクログ
これからも仕事で必要になる知識なので、読み直し復習。ユーザーインタビューに関するさまざまな本の中では、教科書といっていい存在。
勉強会に参加させていただいたことから、著者の樽本さんのキャラクターを知っているというのもあるんですが、読んでて楽しいです。
そして単なるインタビューテクニック集ではありません。定性データの価値を引き出すための、考え方のほんとの基礎を教えてくれてると思っています。
一つの章を使って、ジョブ理論に言及しているのも良い。(ジョブ理論はちょっとトレンド化して廃れちゃったけど、ビジネス側のひとにユーザー調査の大切さを知ってもらえる機会になったと思う)
たぶんこの理論が盛んに話されてたとき、リサーチに関わる人たちは「なにを当たり前のことを…」と思ってたと思う。そのやり場のない気持ちがようやくすっとここに収まりました。
リサーチの進め方に悩んだり、自信がなくなったときには、この本に帰ってこようと思います。