【感想・ネタバレ】AI時代のリーダーの原則のレビュー

あらすじ

安全策を選ぶ8割のリーダーはもう必要ない!
残り2割として生き残るための『新インバスケット思考』

今後AI時代に生き残るリーダーは、どのようなリーダーか?
これからはますます、機械ができること、人間にしかできないことが区別されていきます。
機械にもできる仕事をやっているリーダーは評価されなくなり、機械に取って代わられるのは間違いありません。
私たちが仕事をする上で、「過去も現在もそして未来も変わらなく必要な能力」と、「これから必要になる能力」があります。
この本では、リーダーとして、「これからも必要な能力」、「これから必要な能力」を分けて考えてみました。

■これからも必要な能力
判断と決断 問題解決 優先順位設定力 洞察力 部下育成力ヒューマンスキル
創造力 巻き込む力 計画組織力 やらないことを決める
■これから必要な能力
変化対応力 ロングテール力 戦わない力 自己管理能力 自然力
仕事を楽しむ力 コアピタンス形成力 演出力 補正力ビジョンメイキング
原点回帰力 感度を倍にする時代を追い越す力 後任を育てる力 人間力
ミッション形成力 研磨力 傾聴力 品格

これからのビジネス環境は、さらに加速度をつけて変化します。
例えば、みんなでまとまって働くオフィスという概念もなくなるでしょう。
働き方が増えると、それをマネジメントする方は今までのやり方を変えなければなりません。
リーダーとして、状況変化に対応する力が必要なわけです。
そしてリーダーとして、環境の変化を読み取る力と それに対応する対策を考える力も必要です。

もう一つは対策立案力です。
これは変化球を増やすということです。
叱り方も一辺倒ではなく、 怒鳴る、諭す、質問する、時には落ち込むなど様々な方法を知り、 状況に応じて使い分けることが大事なのです。
これからのリーダーは予想がつかないマネジメント環境で成果を求められるのは間違いありません。
ぜひ、この本にあるリーダーの原則を参考に、今から、力を養い備えるべきでしょう。

■この本では「AI上司をつくれ!」という極秘プロジェクトを任された主人公を通して、
AIに出来ること、人間にしか出来ないことを考えるための一部ストーリー形式を採用しています。
ぜひ、あなたが主人公になったつもりで、どう対処するかを考えながらお読みください。

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Posted by ブクログ

読み物風で意外にも面白かったです。

AI時代と有りますが
関係なく リーダーとはと考えさせられる内容でした。

0
2020年06月16日

Posted by ブクログ

AI時代のリーダーの原則
2018/4/19 著:鳥原 隆志

実はリーダーとして意外とできていない部分というのは、基本部分である。基礎ができていないのに、いかに高度なリーダーシップの発揮方法や思考法を学んでもうまく活用できるはずがない。つまり、まずは基礎部分に大きなずれがないかを知ることが、リーダーとして仕事を進めるうえで、最初のチェックポイントである。

今までのような前例をもとに計画する仕事はAIが行い、逆に今までにない発想の転換を求められている。従来のリーダー像を変えないと、これからはリーダーとして認められなくなっており、これまでも必要だったリーダーの能力に加え、これからのAI時代でもリーダーとしてあり続けるために必要な能力も磨いておく必要がある。

本書の構成は以下の2章から成る。
①生き残れるリーダーは2割
②これからのリーダーに必要な力

多くの業務がAIにとって変わられる時代は必ずくる。今まである業務がAIに変わるというよりは今まで当たり前に行ってきたこと自体ががらりと形を変えて違ったサービスとして提供されることになることも多いと予想される。

今できることは備えるということと、自分を高め続けるということ。人からAIへ向かう過渡期の私たちはある意味幸運であるとも言える。AIが出来ないことを見つけながらそちらに方向を転換して自分を高めることができるからである。

そしてそれを行うにあたっては基礎的な部分が確立していなければなかなか受け入れることも学ぶことも難しい。それができると思えば気持ちも行動も前向きに捉えることもできる。

そう遠くない未来に起こることに対して危機感だけではなく機会ととらえて立ち向かっていくきっかけのような一冊。

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2018年08月02日

Posted by ブクログ

AI時代のとありますが、
これからの時代のリーダーとして持っておくべき
資質をAI上司実現プロジェクトというストーリーを
通して説明している本。

一つ一つ必要な資質をAI上司に覚えさせていき、
AI上司が最後は感情を持つといったストーリーで、
ストーリー展開も非常に面白かった。

最後はありがちなネタもありましたが。

リーダーに必要な資質は色々あると思いましたが、
改めて一番大事なのは「自分がどうしたいか」といった
使命感を持って行動することなんだなと思った。

【勉強になったこと】
・ハーバード大学のロバート・カッツ教授が提唱した
 仕事に必要な3つのスキル
 ①テクニカルスキル
  現場で作業をするうえで必要なスキル
 ②ヒューマンスキル
  対人関係スキル
 ③コンセプチュアルスキル
  問題を解決したり判断したりするスキル

・リーダーシップの6つの型
 ①民主的リーダーシップ
  メンバーの意見を尊重し、みんなで決める
 ②命令型リーダーシップ
  独断専行で決定しそれを部下に指示をして
  行動させる
 ③コミュニケーション重視型リーダーシップ
  部下と仲間意識を構築し、仲良しになることを
  重視する
 ④自立型リーダーシップ
  率先してリーダーが成果を上げることで、
  メンバーにその行動を追随させる
 ⑤ビジョン型リーダーシップ
  メンバーに将来の夢や方向性、目指すものを
  語りかけて共感させて自発的に動かす
 ⑥コーチ型リーダーシップ
  部下の能力を把握し、それを最大限発揮させる
 上記のいくつかを使い分けながら行動していくのが
 リーダーとして求められること。

・判断と決断の違い
 判断:自分の考えをまとめること
 決断:きっぱりと決めること

・部下を育てるのに勉強会を開いても意味は無い。
 結局は経験させて初めて部下は育つもの。

・周りを巻き込むには、まずこちらから情報開示する。

・メンバーがだれであっても同じ品質のアウトプットを
 作りだすことが出来る仕組みを作ることが、
 リーダーにとって大切な仕事。

・何かを決断するということは、逆に何かを止めること
 を決断することでもある。やめる決断が出来ない人は
 そもそも物事を決断することは出来ない。

・リーダーとは、どのような環境であったとしても、
 与えられた資源を活用し、チームを導き成果を出し
 続けることが出来る人のこと。
 つまり、再現性がある人。

・何かをメンバーに伝えたいなら、
 まず「自分が何をしたいか」を考えること。

・情報感度が高いとは質の高い情報を持っていることを
 指し、質の高い情報とは自分で直接見聞き、経験した
 ことを指す。

・評価とは感情や同情で行うものではない。
 論理的に納得のいく説明が出来る形で評価すること。

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2018年05月12日

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