【感想・ネタバレ】おいしさを伝えるレシピの書き方Handbookのレビュー

あらすじ

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料理本や料理雑誌で延べ10万以上ものレシピを見つづけてきたベテラン校閲者たちが知恵を出し合い、意見を交わしてまとめた、わかりやすいレシピの書き方の本です。また、レシピを考えたり書いたりするときの参考となるように、材料や用語の基本についても説明しています。この本は、レシピ全体のパターンを決めたら、あとはそれぞれの材料や調理法に応じて、そのつど必要なところを見ればよい構成になっています。ぴったりの言葉を見つけたら、そのまま使ってOK。レシピを書くとき、いつも手元に置いておけば、ネット掲載の際にも、とても参考となる一冊。毎日食事を作っている方、料理ブロガーの方、料理講師やフードコーディネーターなどプロの方まで、料理を愛する皆さんのお役に立ちます!

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Posted by ブクログ

衝撃、レシピ本の作り方本。
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おいしい、と感じるのは舌をはじめとした五感だが、おいしそう、と感じるのには舌はいらない。
当たり前だが、あらためて感じる次弟である。

本書は、タイトルの通り「おいしさを伝えるレシピの書き方」、そう、レシピ本ではなくて、レシピの書き方本、なのだ。

例えば、「○人分」と付記すること。
例えば、肉の部位や形状を記すこと。
例えば、どんな状態になったら「よく煮えた」なのかを示すこと。

カニ玉を例にしよう。

かに 100g
たけのこ 60g
しょうゆ 適量
砂糖 適量

などとあったとする。これに対するツッコミは、

どのようなかにをつかうかわかりません。
作り方でゆでていないので、ゆでたけのこでは?
適量だと、どれだけいれればいいのかわかりません。
などなど(実際はもっとレシピも細かくて、ツッコミも詳しい)。

でも待てよ。わかりにくさを正しているが、おいしさは別に伝わらないかな…などと思うなかれ。

料理名の付け方が示されている。

ポイントとなる材料、特徴、アレンジなど。たとえば、「肉じゃが」ではなく「カレー風味肉じゃが(これのことをただの肉じゃがとは書かないだろうが)」。
状態を表現する。「ふんわりオムレツ」「白菜のくたくた煮」など。

おいしそうな写真の撮り方。光を当てる、アングルを決める、主役が引き立つように…

レシピの書き方本なんだけど、火加減、水の量といった料理の基本(というより、言葉で加減を伝えるための指標だね)が出ていたり、肉の部位ごとの特徴が記されていたりと、普通に料理をするためのベンチマークになりそうな気もした。

僕はレシピを書いて他者に公開するような経験がないが、作った料理には名前をつけている。くたくたとか具だくさんとか地中海とか、いわば料理ポエムとでも言えるだろうが、そういう名前をつけてしまいたいな〜と、柄にもなく思うのだった。

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2022年06月01日

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