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Posted by ブクログ
あまり期待せずに読み始めたが、存外に面白かった本。
「第二次世界大戦中の日本企業による強制労働の賃金請求訴訟」も面白かったが、長年の疑問を解いてくれた本でもあった。
その疑問とは、「仲裁手続の中でDiscoveryは採用されるか?だ。」枡田弁護士は実務として経験した仲裁手続の中で、語っている。
「仲裁の具体的手続きは、仲裁開始の直後に当事者間で話し合われ、最終的に仲裁人により決められる。(中略)特に重要なのはディスカバリーを行うか、否か、行うとした場合どの範囲まで行うか、提出する書類の翻訳はどちらがするのかといった点である。」
Posted by ブクログ
日本とNY州の弁護士資格を持つ著者が92年にNY事務所を
開設してから、担当した仕事や弁護士の仕事、
アメリカの裁判制度などをかなり詳しく書いている。
日本の裁判制度も良く分からない自分ではあるが、
日米の裁判制度比較などが分かりやすく説明してあり、
アメリカで弁護士が多い理由がちょっと分かった気がする。
ビジネス、特にM&Aの場面などは臨場感があり
どんどん読み進めることができた。
ビジネスを弁護士の切り口で説明することで、
1つのディールでも解決しなくてはいけない
細かい法律問題がある事が理解できた。