【感想・ネタバレ】ハリウッド映画史講義 ──翳りの歴史のためにのレビュー

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Posted by ブクログ

1920年代からのアメリカ史と映画史の話。絢爛豪華なハリウッドのイメージを解体して、非米活動委員会、スタジオ買収、監督の亡命などを翳りとして書く。おもしろい。映画からTVへ、そしてまたTVからネットへ、それらがサブスク映画へ、という現代を蓮實はどう書くんだろう。最新のものも読みたい。

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2021年08月17日

Posted by ブクログ

蓮實重彦入門として良いかはわからないけど、文章は読みやすいほうだと思う。これからシネマヴェーラでこの本を土台にした特集もやるようだし、読んでおいて損はないです。

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2018年08月20日

Posted by ブクログ

ハリウッド黄金期(最盛期)とヌーヴェルヴァーグ
或いは、光が何であり、翳りが何であるか
映画は、30年代後半のハリウッド映画最盛期に映画が約束してくれた無意識の喜びを、もはや保証してくれない。いまそれを映画に求めることは、時代錯誤の振る舞いでしかないだろう。
陶酔へと誘うものではなく、たえざる覚醒へと導く不幸な対象としての映画。
人々は、50年代作家たちとともに、映画には歴史があり、また歴史が映画をつくるというごく当たり前の事実を身をもって学んだのだ。そのことに自覚的たりうるものだけが、なお映画を撮り、なお映画を見ることが許されている。

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2020年03月10日

Posted by ブクログ

光あるところには影がある。絢爛豪華な大作のそばには多くのB級映画が存在し、それらは決して低予算、低俗なものではなかった。そんな映画史の一面に光をあてた労作。

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2018年04月07日

Posted by ブクログ

1935年以降のアメリカ映画史をつづった教養書。いろいろと勉強になるが、人名がたくさん出てくるのと、文章が読みづらいので、じっくり読まないと途中でわからなくなる。キューブリックとコッポラに関する記述が興味深かった。

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2022年10月29日

Posted by ブクログ

ハリウッドだけではないだろうが赤狩りの嵐は不幸では片付けられない出来事だったことがわかる.B級映画の由来は面白く読んだ.「ヘイズコード」がアメリカ映画を映画たらしめていたという逆説的な「物語性の優位」について書かれているところ,なるほどと思った.とにかく知らない映画や監督がザクザク出てきたが,知らないなりに興味深く読んだ.ただもう過去のことなのに、「‥だろう」という表現が鼻について,読みにくかったのが(文章がわかりづらいのかも?)残念だ.

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2018年01月11日

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