あらすじ
「私、コミュ障だから……」
自分がうまく話せないことを、「コミュ障」の一言で片づけていませんか。
自身のコミュニケーション能力を低いと感じる「コミュニケーション障害」、すなわち「コミュ障」に悩んでいる方が、近年増加中です。
コミュ障で悩んでもいいのです。
ただ、悩んだまま何もしなければ、人と接点をもつのがますますイヤになるおそれもあります。
「上手なコミュニケーションができない」からといって、「上手なコミュニケーションができる可能性がない」ということではないのです。
しかし、コミュ障の人は「真面目な完璧主義者」が少なくありません。一般の人向けに書かれたコミュニケーション本を読むと、「こんなこと、自分にはできない!」と悩みをより深めてしまうこともあるでしょう。
そこで本書では、コミュ障でありながら、ライターやラジオ番組のパーソナリティーとして初対面の人の取材を数多くこなせるまでになった著者が、自身の苦い経験をもとに、「常識以前のコミュニケーションのルール」をまとめました。
「地雷を踏まない聴き方のルール」や「必要以上にビビらずに済む考え方」、「自分の緊張感を相手に悟られないコツ」など、頑張らずにうまくいくノウハウを解説しています。
本書を読めば、「これなら自分にもできるかもしれない」と実感できるはずです。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
内容がわかりやすく、良い本でためになります。
コンプレックとの向き合い方についても軽く触れていますが、私は筆者の考え方が好きでした。
以下は自分でも心がけたいまとめです。
・自分からコミュ障を名乗らない(言い訳にしない)
コミュ障で思い詰めると「当たり前のことができない自分は、ダメな人間」と無意識で自分を追い込んでしまう。人と上手く話す自信がないのは多くの人にとって「普通」のことである。コミュ障を名乗れば名乗るほど「…あ、ああ、そうなんですか…」とドン引きされる。
・コミュ障を自覚している人ほど、「伝わらない」ことに恐怖心を抱きやすく、必要以上に焦って、早口になり、空回りを繰り返してしまう。
・聞き手になるときも同様、「ひとことも漏らさずきちんと聞く」ことを気負いすぎてしまう。「聞く意思がないと思われたくない」と考えてしまうがゆえに、過剰なほどの「聞いてますアピール」をしてしまう。
解決策
・会話が始まったら「もう逃げられない」と開き直って「受け止めて」「楽しむ」。
精神的に壁を作ってる場合、気持ちをフラットに戻して余裕を作る必要がある。
・相手は「一流のトーク」を求めてるわけではないという意識を持つ。
{わかりやすく話す・無駄なことは言わない・詳しく話す・明るく話す・流暢に話す・滑舌良く話す}
は、コミュ障の真面目な完璧主義者ほどドツボにはまるトークスキルだが、そもそも自分の能力以上のことを自分に課しているケースが多い。
・「話し方の常識」を意識しないほうがスラスラ話せる。
大切なことは、誠意。
読み終わってから、この本にもっと早く出会っていたかったなと思いました。他人にも勧めたくなる本でした。
Posted by ブクログ
2018048
他人は自分が思っている以上に、見ていない。
理想的な自分でいようとするから、辛くなる。
カッコ悪くても、誠意を持って伝える方が相手は共感する。
いけないのは、相手に対してコンプレックスや劣等感を持つこと。ありのままの感情を受け入れる。苦手な相手にも歴史があることを思えば、受け入れられる。
そんな心の余裕がほしいです。