あらすじ
一つ減っても大丈夫。そう軽視できるほど、腎臓の人体における役割は小さくない。主な働きは尿を作ることだけだが、それがなぜ生命の維持に必須なのか? 一日二〇〇リットル作りその九九%を再吸収する尿生成の方法から全身の体液バランス調整のしくみ、脳と同じくらい複雑で繊細かつ壊れにくい構造、一三〇〇万人以上と推計される慢性腎疾患の治療まで。背中に収まるソラマメ型の臓器について、第一人者がすべてを解説。
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Posted by ブクログ
中公新書の『肝臓のはなし』が分かりやすくて面白かったので、本書も読んでみました。
腎臓の解剖学、生理学が中心で、結構難解でした。
腎臓には糸球体という濾過機構があり、1日に200リットル濾過して、また尿細管から99%を再吸収して尿を生成しているとは驚きました。
医学の専門知識がない読者に向けて、もう少し平易な内容で、腎臓病について解説してくれる本が読みたかったので、星3つとしました。