【感想・ネタバレ】ひまわりは枯れてこそ実を結ぶのレビュー

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Posted by ブクログ

ネタバレ

白寿記念・堀文子展で購入した書籍。
堀文子さん語録。

読んでいくと、折に触れ、繰り返し語られる言葉がある。

「今」「初めて」「新鮮」「感動」「美」

慣れることを堕落の始まりと言って
なによりも恐れた堀さんは、

今日は誰にとっても”初めて”の日であると、
その”新鮮”な気持ちを大切にし、
自然が織りなすいのちの”美”を見つめて、
”感動”に心を震わせながら”今”を生きる。

そのためには一所不在を貫き、
常に不安の中に身を置き、
岐路に立ったときには
わざと困難な道を選ぶ。

自分を決して甘やかさない厳しさは、
好きなことだけを追い求め、
嫌いなことを寄せ付けない毎日を送るため。

「息の絶えるまで感動していたい。」

その生き方から感じられるのは自由。
頭に浮かんでくるのは、
目を細めてその瞬間、瞬間に
ワクワクを胸に生き生きとしている
堀文子さんの凛とした姿である。

そして

「死が生涯の華々しい収穫の時」

いざその時が来たら、心の底から
こう思えるようになるだろうかと、
わが身を振り返る。

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2018年03月27日

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