【感想・ネタバレ】愛傷コレクションのレビュー

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Posted by ブクログ

ネタバレ

ここ最近読んで1番お気に入りの作品。
十有がなんせ可愛い、鈍感。
花賀屋は変態攻め!!紳士で優しいけど(笑)
傷ついた十有をコレクションしようと画策!

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2018年07月25日

Posted by ブクログ

ネタバレ

▼あらすじ
家出し知人から暴行を受けて逃げ出したところを、骨董商である花賀屋に拾われた十有。傷ついた心と体を慈しむように愛でられて……。

***

葵居先生の作品は「とろけるまで縛って」がどストライクだったのでこちらの作品も期待していたのですが、実は私、敬語攻めがあまり好きではないのです。(単純に趣味ではなく、萌えられないので)

こちらの作品が敬語攻めを取り扱うと知ったのは本を購入してからで、正直、萌えられるかどうか不安な部分もあったのですが、いざ蓋を開けてみたら自分でも信じられないくらい萌えてしまって、本当に吃驚しました。
今までのケースだと敬語攻めってだけで読書意欲が半減してしまい、読み終わるまでに時間がかかっていたのですが、それがどういう訳かまるで嘘のようにスラスラ読めてしまい、ある意味ショックでした(笑)

考えてみれば、「とろけるまで縛って」もSMあんまり好きじゃないのにめちゃくちゃ萌えたので、改めて葵居先生ってすごいなと尊敬してしまいました。
敬語攻めでこんなに萌えたのはこの作品が初めてです。

今回は骨董商を営む上品な変態紳士攻め・花賀屋と、愛に怯える傷だらけなツンデレ受け・十有のお話で、物語中盤辺りまではとにかく甘くて花賀屋の凄まじい紳士っぷりにクラクラしつつ、最初こそ手負いの猫のように警戒して刺々しかった十有が次第に絆されていく様子が丁寧に描かれているので読んでいて楽しかったです。

しかし表紙の雰囲気で大体察しがつくように、ただ甘いだけでは終わりません。
物語が後半に進むにつれて徐々に不穏な展開に…!
花賀屋の歪んだ本性が少しずつ明らかになっていくのですが、いかんせん物腰だけは柔らかいキャラなので紳士的な仮面の裏に潜む闇が垣間見える瞬間は恐ろしく、ゾクッとしてしまいました。

根っからのあまあまものを好む自分としては甘さの中にも緊張感を感じさせる後半の展開(特に手錠のくだり)には少しヒヤヒヤさせられましたが、最後は読後感の良いしっかりとしたあまあまハッピーエンドを迎えてくれたので心底ホッとしたのは言うまでもなく。

表紙だけ見ると物凄く暗くてシリアスなお話なのかな?と警戒されそうですが、中身はそれほど暗い訳でも重い訳でもないので、年の差CPや紳士攻めが好きならまず問題なく楽しめると思います。
因みに今回もエロシーンは割と多めなのですが、攻めが変態という事もあってねちっこいものが多く、潮吹きやおもらしネタなども含まれているのでスカ系が苦手な人は少し注意が必要かもです。

葵居先生は心理描写が丁寧で非常に説得力のある文章を書かれる方なので途中で引っ掛かる事もなかったですし、ページ数に見合った読み応えのある作品だったのでこの作品で出会えて良かったと思いました。
あと、yoco先生のイラストもほんっっっとに素晴らしく、最近のyoco先生のイラストの中で一番好きかもってくらい萌えました…。花賀屋がハンサム過ぎてつらい…(笑)
おかげで印象に深く残りましたし、とろける〜同様お気に入りの一冊になりました。
葵居先生サイコーです…!

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2020年03月31日

ネタバレ 購入済み

表紙が!キョーレツ

加虐者ホイホイみたいになっちゃってた十有が、逃亡した先で変わってるけど愛情深い人に拾われて幸せになる話です。
加虐側の人間がもうちょっとリアルタイムで絡んで来るかと思っていたのですが、あくまで過去として語られるだけでした。ただしだいぶ悲惨な身の上ではあります。
義父が野放しで十有以外の家族がのほほんと暮らしてるらしいのがモヤっとしますが、キッパリ縁切りして幸せになれば良いのかな、とも思えるし…複雑な読後感でした。

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2023年09月24日

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