【感想・ネタバレ】月世界紳士録のレビュー

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Posted by ブクログ 2019年01月04日

面白かった。続きほしいくらいには好きだわ。
いい感じに二人がでこぼこで、それでいて噛み合ってくるのが楽しいよ。

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Posted by ブクログ 2017年08月28日

月にまつわる物語なんて、自分のためにあるようなものではないかと歓喜して購入しました。

「月」に関係するお話というだけあって、登場人物もなにかしら「月」を連想する名前だったり。
どんなに科学技術が発達し、衛星として、「モノ」として明らかになっていく月。
それでも見上げて手を伸ばしても決して届かない月...続きを読む
恋しくても触れられない、ほのかな光で地上を照らす存在に止まぬ憧れをもつのは、人が人としてある限り永久にある感情でしょう。

月をめぐる、人が編み出したミステリー。

全編に「びいどろ池」の景色がただよっているような、同じ空気を感じました。改めてタイトル確認したら「びいどろ池の月」なんですね、これも月だったんですね。

私の感性すげー、とか思ってしまいました。

次作も楽しみです。

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Posted by ブクログ 2022年06月19日

概念としての月……幻想的で美しい月のイメージが、月にまつわる話とともに楽しめる良作だとおもいます。ただ、全体的な雰囲気は幻想的ですが、起こる事件の真相は人の欲にまみれていて生々しい。

この方の書くお話は、きれいで上品な雰囲気が好きです。

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Posted by ブクログ 2018年08月06日

月にまつわる民話伝承、何でも取り扱う部署に
配属されてしまった主人公。

そこで起こった、月に関する謎4つ分、の話。
元々配属されていた月狂いの人が探偵で
新人たる主人公は情報収集?
最初の話はこっているな、という反面
そこまでするか?! の驚きが。
これで大事にするならともかく、これでは
譲ろうと...続きを読むいう気にならないのは確かです。

一体自分は何が大事なのか。
それが気づけたのは、よい事なのでは? な2話目。
生涯、それに気が付かない場合もあるわけですし
そう考えると幸せです。
これだ! と利用できた人達もいたわけですし。

突如もて始めたら、何を一番疑うか。
落ちを見て、もしかして…という疑いがあったのか。
まぁそれがなくても、あからさまに怪しいですが。
そもそもこれで舞い上がるのは、10代か
もてたいと思っている人だけでは?

そして最後。
詐欺って恐ろしい…のもありますが、アイデアが凄い。
ここまで大規模だと、確かにばれません。

という4編ですが、ここまですべて
気が付いた人も凄いですが。

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Posted by ブクログ 2017年09月09日

三木先生の今までのシリーズ(帝都探偵絵図やクラーク巴里)では、探偵役とその相棒との間には揺るがない信頼関係があり、その関係性の中で描かれる物語だったのですが、今回の待宵と桂との間にはそれがまだない。この本に収録されてる4つのお話を通してそれが徐々に構築されていっていく途上、みたいな感じですね。
その...続きを読む結果、二人の捜査行動がバラバラで(桂の手のひらの上で待宵が踊らされているだけのようにも見える……)、男同士の友情に悶えたい私としてはちょっと物足りない(笑)
ミステリのネタ自体は三木先生お得意の、史実と人の心の機微・思惑が絡み合った結果発生する物語、といった感じで。(あとこれは完全に個人の趣味ですが、JAXAの関連会社設定など完全に現代の物語なんですが、先生の文章が醸し出す持ち味が大正レトロな感じゆえ、読んでる間中、違和感がつきまとうというか、この時代設定にした必然性がイマイチ判らず常に背中がモゾモゾする感じを受けながら読んでました)

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Posted by ブクログ 2017年08月01日

宇宙開発企業の部署で月に関係する民話や伝承を収集する竹取班。直接お月様に関係なくても何でもありのよろず月相談所みたいな話だった。レトロっぽく感じるけど現代の設定。

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Posted by ブクログ 2017年06月25日

月にまつわる謎に挑むミステリー。少しこじつけっぽい感じもあって、すごく面白いという感じでもなかった。
作中にいちごミルクほうじ茶サイダーというのが登場しますが、七尾作品へのオマージュですかね。

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