あらすじ
防衛大卒業後に就職したIT会社で実績をあげ、入社6年目に管理職になったものの、リーマン・ショック後の不景気で売上が落ち、離職率も80%と会社は危機的な状況に。
会社からは目標達成を課されるものの、部下は辞めていき、人材育成もままならない。そんな悪循環の中、ワラにもすがる思いで導入した仕組みが「防大式マネジメント」。
防大式マネジメントとは、防衛大に在学した時代につちかった、あるいは先輩を見て学んできた、チームや個人の力を劇的に引き上げる行動法則。チーム力・結束力を高めるリーダーのあり方、自らの力を引き上げる気持ちの作り方、問題解決のための客観力など、日本一過酷で優秀な大学だったからこそ自然に身についたマネジメント術を、自らの会社に導入。
その結果、受け身だった部下は自立型営業マンになり全員が目標を達成、自己中心的だった部下はチームのために尽くす部下に変身、さらに自分の部下を指導するまでに変わっていき、2年間で売上は160%アップした。
個人の力やチームの力を大きく伸ばし、最終的に目標達成する部下を育成する「防大式マネジメント」を紹介する本!
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
「リーダーとしての覚悟を決める」
とことん務める覚悟
公明正大なミッションを掲げブレない覚悟
部下を見捨てない覚悟
この3つの覚悟がなければリーダーは務まらないということです。
公明正大なミッションを掲げれば人の心が動きます。
あとは自分次第で覚悟は決まるとおもいます。
「利他の精神」
命を削るくらい部下のために何ができるか必死で考える。
相手に与え続けることで初めて自分に返ってくるというものです。
「人は自己実現するときにすごい力を発揮する」
僕も司法試験受験のために法科大学院に通学してた頃はすごい力を発揮してたと思います。
特待生から外れた時が学校辞める時やと思ってやってたので背水の陣やないですがすごい力を出してたと思います。
まあ今は目標を見失ってふわふわしてますがσ^_^;
「誰がやっても同じ成果を出せるマニュアルから
これまでで最大の成果を出すためのマニュアルに変わる」
悪いことを徹底して洗い出しみんなで改善を書き連ねる。
基本を守らずに結果を出しても意味がなく基本を徹底して反復練習してから応用があるということです。
「リーダーシップに対するフォロワーシップ」
組織として最大の成果を出すためにリーダーに迎合することなく忠実に支える。
僕の今の立場でいうとこれが1番必要なんやと思います。
この本は本当に学ぶところが多いです。
娘にも読ませたいと思います。
Posted by ブクログ
リーダーとしての在り方
前向きな職場にあるものは何か
最近、よく考えます。
防衛大学校の教育には、緊急時や困難な状況に対応するための、かなりの「理不尽」があります。
大学4年間をどうやって乗り切るのか
リーダーがいかに育っていくか
大学生活で学んだ内容が筆者の人生でどのように発揮されたのか
「今いる人を、一流に」
考え方が実例をもとに記述されており、とても分かりやすいです。
なお、防衛大学校の学生生活については、まんが「あおざくら」も併せて参考にしている。