感情タグBEST3
このページにはネタバレを含むレビューが表示されています
Posted by ブクログ
文庫本で600頁超、読み応えのあるミステリー。
各所に挟まれる夢の表現は些か読みにくく好みではなかった。
ミステリーとしては、道尾さんらしい叙述トリックと、各人物の僅かなすれ違いが招くミスリードは相変わらずで、楽しめた。
Posted by ブクログ
読み始めに漂う暗さ。曇天。思い込みは事実を呑み込み、死へと追い込む。化け物は水ではなく、事実を歪める思い込みだったのではないか。息子の存在が曇天をはらす太陽のようだった。
Posted by ブクログ
また道尾秀介らしい評価が真っ二つな。
どんでん返し云々というよりは
ほんの少しのすれ違い、勘違いが
人生を左右するほどの決意をさせるほどの
影響を与えてしまったという悲しい話。
死を決意していた辰男が
故郷で更なる辛い現実を目の当たりにした上で
今後どう生きていくのか気になるところ。
長野でも住んでる地域は多分だいぶ違うんだろうけど
分かる方言がちょこちょこ出てくるね。