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Posted by ブクログ
たくさんファッションの本を読んできたけれど、ぴんと来ないことが多かった。
この本は異例すぎる。写真はまったくない。
でも、じっくり考えられるから、文章や理論が好きな人にはお勧め。
何より、ファッションは好きだけれど、いままでいかにファッションにとらわれていたかがわかった。あくまでも自分が主役ということが強調されていて、感動した。
Posted by ブクログ
ファッションのノウハウが書いてあって、私にしっくり来た本。
色は3色に抑える、ベースカラーは全身(小物含めて)揃える、とか...。
自分のワードローブを見直そうと思えるし、また読みたい本。
Posted by ブクログ
タイトルからすると一見HowTo本のように見えるが、ファッションに関わり続けた筆者だからこそのファッションに対する熱い思いが溢れた好本。
同じようなHowTo風タイトルのファッション本は、
どこかアパレル業界の回し者のようだったり(推薦の服をカタログ的に紹介=ファッション雑誌的)、自分を売り込みたかったりする部分がチラチラ見えるものだが、この筆者にはそれを感じない。
本当のおしゃれということを分かりやすく教えてることを主眼にしているからだろう。
この本を読むと、いかに自分がなんとなく服を買っているかがよく分かる。
ある意味、服を売る側や、服に関わっている方々には一般常識的な情報なんだけど、一般消費者としては目からうろこの情報がたくさん。
私たちは、服を売る側の思惑にのって、なんとなく毎年服を買い続け、ワードローブにはなんだか中途半端な服であふれ組み合わせにもいつも頭を悩ます。
少し未来のなりたい「わたし」を定義し、「わたし」のイメージを固めてから必要な服を買う。
今、自分はどのようなシーンにおかれて、今後どうなっていきたのか、そのファッションのイメージは?
3色コーディネイト、メインカラー、サブカラーのリレーション、という超基本を軸にしながら、自分が何者なのか、何が自分のオリジナルなのかを付け加える。
以下、気になった目次
なりたい「わたし」を決める。
キャラクターを決める
シーンを設定する
メインカラーとサブカラーを決める
イメージマップをつくる
消耗品と長く着るものを分ける
季節単位で考える
春秋物は旬が短い
季節の先取りはおしゃれにみえる
流行は意図的につくられる
デザインは時とともに薄まっていく
オリジナリティを表現する
自分のシンボルを持つ
あと、ファストファッションはなるべく買わない
これは、川久保玲も主張していることですね。
貧しい国の労働者の搾取。アパレル業界にいるひとが感じる不条理なんだと思います。
他の方のレビューにあるように、文章が冗長だったりするのだが、ある意味、分かりやすいHowTo本になりきらない、この文章の熱が良さだと思う。
この本はバイブル
二十歳頃から服に目覚め、いろんなテイストを試してきたけれど、この本で残りの人生の終着点、着地点が見えた感じです。他のスタイリストさんの本も、ここ2、3ヶ月でたくさん読みましたが、この本が一番私に合っていました。
Posted by ブクログ
この手の本で一番役にたちました
料理を習うように日常のファッションを学ぶとの事で具体的です
自分に似合う色やアイテムを体型や肌色で決めるのでは無く好きな色、自分の思い描くシーンでと言うのは良かったです
やっぱり好きじゃ無い色や物は合うと言われても集めたく無いですし
後半本にする為のページ稼ぎか星占いとかちょっと何だ?ってのもありますがその分読み込まなくてはいけない箇所が限られて来ますので試験範囲が少なく済んだと思えば良いかと
三色コーデとリレーションは意識していきたいです
Posted by ブクログ
■どんな本か
ファッションブロガーである著者が、ファッションのメソッドをひたすら文章で教える本。
■内容
おしゃれになりたいなら勉強しろ。行き当たりばったりで買うのではなくワードローブを構築し、不足分を考えて買いなさい。
この世は舞台。自分は主人公。その主人公に何着せるのか考えて。どんなキャラ?どんなシーン?どんな未来??
イメージマップを作り、メインカラーとサブカラーを決め、賢く使いなさい、とにかく色が重要だ。
■感想
ファッションの本だけどメッセージ性強い。何が好きでどうなりたいか、自分らしさを表現するために探し求めるのは主人公であるあなたの義務、と言い切るあたり潔くてすごい伝わったくる。
周りに流されるな、てことだなぁ。
しかし勉強できるのかと思って読み進めるうちにわかんないファッション単語がたくさん出てくるがなんの補足もない笑。別にいいけど。そして最後に海王星の話がでてきて、それまでロジカルだっただけに調子狂った。
なるほどと思ったのは服の買い方。年間予算を決めて、大物は数年単位で不足アイテムを揃えていけ、とのこと。確かに。
若い子向けではなく、大人層の女性向けの本ですね。
Posted by ブクログ
はっきりわかりやすく、ファッションの考え方が書かれていて、整理できました!
ただ、文章のみなので、イラストや画像があると、わかりやすいなとは思いました。まぁそれは自分でやりなさい、といことですかね。
Posted by ブクログ
2021.12
着る服が少しでもおしゃれに見えるように、たくさんのお金を使うことなく、毎日、短時間でコーディネートできて、無駄のないシンプルなワードローブを持つことを叶えるために。
揃えるべき洋服の選び方が、体系的に書かれた一冊。
ファッション雑誌を読むことが、おしゃれになるための勉強だと思っていたけど、この本に書かれたことを実戦することの方がおしゃれになるための近道かも!と思った。
Posted by ブクログ
服のことを勉強したかと言われると雑誌を読んで真似しているだけだったし、今はあまり服は多く持って居ないけど、なかなか買いたいと思える服には出会えなくてこのまま没個性な服を着続けていくのだろうか。。と思っていた矢先に読んだこの本。
早速イメージマップを作ってみたら今の自分の好み+あまり持っていない新しい色の組み合わせ、が意外にハマっていることに気づきました。欲しいものが久々にみつかったかも。
まだ自分が持っている服の整頓やワードローブ作り(これは何年もかかるけど)まではできていませんがコツコツと取り組んで行きたいと思います。
星5にならないのは、突然スピリチュアルみたいな話が1個混ざってたので。
Posted by ブクログ
どうすれば服をオシャレに着れるになるんだろう?おしゃれになることを目的としてこの本を読み始めました。
だけど。
おしゃれになることは最終目的じゃない。その服を着て、どんな風に生きていきたいか?人生の主人公は私なんだ!ということを教えてくれた本でした。
ファッションの基本だけでなく、自分の人生を生きることについても教えてくれる本です。
Posted by ブクログ
使う色を3色までに抑えると基本的にお洒落に見えるという「3色ルール」。なるほどねースーツの男性が格好良く見えるというのはそれもあるのかもしれない。
やってみようかなと思って手持ち服を色分けすると、ベージュ、黄色、緑、紺・・・と行き当たりばったりでびっくりする。そして白×青のストライプシャツを着るともう2色じゃん~あと1色に抑えるなんて無理!ということでのっけからギブアップ(明度と彩度をあわせれば多色でもいけるそうだけど・・・)。カバンや傘まで入れて3色縛りってだいぶキツイよこれ。一度コレ!って決めてしまえば却って楽なのかもしれないが。
言ってることは多分間違っちゃいないと思う。でも「お洒落のための人生じゃなく、人生のためのお洒落」だそうなのでガチガチにこの色じゃないと!よりこんなのが欲しいな、使えるなという服選びのアンテナの一つとして利用しようと思う。ってか完璧は当分無理~。
Posted by ブクログ
特異な存在感の、1冊。
おしゃれ本というより演出本、哲学書に近い印象。ファッションは手段であって目的ではない、ということを改めて感じました。
自分のキャラクターと見せ場のシーンからワードローブを組み立てる手法は、ドラマや舞台の衣装設定法そのままで、長年演劇に携わった著者ならでは。個人的に非常に共感を覚えました。
すでに洋服の海に溺れている人間にとってはやり遂げるのは難しいですが、より重要なことに時間を使える生活を手にするために、挑戦する価値のある手法だと思います。