【感想・ネタバレ】天網 TOKAGE2 特殊遊撃捜査隊のレビュー

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Posted by ブクログ

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ちょっとありそうもないネット犯罪だ。でも今の世の中は何でもありだから、フィクションとばかりは言えないかもしれない。バスCで乗客の抵抗がなければ、誰も死なない犯罪が成立したかもしれない。読者は首都高や東名高速をトカゲと一緒にバイク走行の気分を味わえるだろう。それが著者の筆力だ。

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2012年09月23日

Posted by ブクログ

ネタバレ

前作よりTOKAGEの活躍シーンが多く、ようやくタイトルに見合った内容になってきたかなと思います。今回の事件はバスジャック、それも3台同時発生という稀にみる規模のジャックに指揮本部は右往左往。

そんななかバスを追跡するチームのリーダーとなった上野の自己嫌悪に陥る様と、実はそれは単なる自意識過剰、チームのメンバーは上野との信頼関係があったことが終盤にわかるシーンは本作の読みどころではないでしょうか。

TOKAGEの一員としてまだまだ経験が浅く、高部と涼子の仕事上の関係に嫉妬するほどの焦燥感を抱いていた上野ならではのシーンであろうと思いますし、それゆえメンバーから投げかけられた思わぬセリフには読み手のこちらも「ほらほら、やっぱ君が自意識過剰なだけで、実はうまくいっていたのではありませんか!」と言葉をかけてあげたくなるほどでした。

また東日新報の湯浅と大阪から転勤してきた木島のコンビも見ものです。こちらは上野とは一転、飄々とした木島ですが彼にも成長の一端がみられ、また古い価値観を持つ湯浅との考え方の対比がおもしろかったです。個人的には湯浅に味方したくなりますが、木島のような考え方の人が増えてきている、また彼のやり方であってもそれなりの成果につながる点は認めなばりません。

で、肝心のバスジャックのほうはというとネット上のゲームの一環であったというオチ。前作は自作自演の誘拐でしたが、やはり今回の事件も一癖ありましたね。

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2021年07月08日

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