感情タグBEST3
○○の生態という表現が面白い!
街角で見かけるものにフォーカスして紹介をしている本。
信号機の生態とか、かなり興味深かった。
最初のパイロンのことも読んでいて面白かった。
世の中知ってそうで、知ってないことが意外とあることに気づいた。
Posted by ブクログ
とても面白い。電柱や信号、ブロック、塀、防護柵など、街に当然のようにあるものたちに、こんなにもたくさんの顔があるとは知らなかった。語り口に愛がある。
2017/8/29
Posted by ブクログ
土木展で見つけて即買い。最高の本だった。
カラーコーンの製品名とか特徴の違いから始まって、段差スロープ、舗装種別、送水口など素敵な物体の解説が大量にある。世界の見方が変わる本だと思うし、単に好奇心旺盛な人間にとって新しい知識ばかりなので一冊まるごと楽しめる。見出しフォントが丸明オールド(?筑紫丸ゴシックだったかも?)なのも地味に良いところ。
Posted by ブクログ
発想が良かった。
街の中にある小さな、専門的な目印などはなんなのか、誰のためのどういうものか、そこに付される記号にはなんの意味があるのか、そういうものを知りたい子供だったので、この本が自分の子供の頃にあればなあ、と思った。
今も透かしブロックや消波ブロックはなんとなく好きだし。
ミニマンホール内にできる坪庭の発想など、間違い無く、赤瀬川原平の路上観察学会のDNAがここに受け継がれているのがわかってニッコリしてしまう。
子供の頃、サブカルという言葉は知らないまま、赤瀬川原平の周辺にそれを感じ取っていたし、この路線がみうらじゅんに行くと、さらに世俗的(エログロ&仏教。エロスとタナトス。それってまさに世俗の核じゃないの)になるんだよな、と思っていた。ああ、また思い出話してるな。
眺めて楽しく、街に出るのが楽しくなる一冊。
こういうの、好きな大人、子供、本当はいっぱいいるんでしょ。
Posted by ブクログ
子どもが喜ぶかなと思い借りましたが、結構大人向けの図鑑。
見たことあるけど、お散歩中何か聞かれても答えられなかったものが沢山載っていて勉強になりました。
Posted by ブクログ
共鳴者を探し出すことは身辺では恐らくできず、白けた空気を恐れて誰にも語ることのできない蘊蓄カタログ。よくぞ同胞が集まったことに感心。
取り上げられ説明を受けることで、見てるけど見えてないことを気づかせてくれる。どんなものにも存在理由がある。社会の構成要素は奥深い。
擬人化に愛情を見て取れる。
Posted by ブクログ
街中でよく見かけるがよく知らないモノを扱った鑑賞ガイド。パイロン、段差スロープ、舗装、電柱、郵便ポストなどが図鑑の対象となっており、全編カラーでふんだんに写真が盛り込まれている。
本書は様々な目的で読むことができる。普通の図鑑のようにリファレンス的に用いることもできるし、どういう風に鑑賞すれば楽しいのかといった鑑賞ガイドとしての機能も持ち合わせている。また、本書では同じモノでも様々な種類と特徴を載せているため、絵を描く人であれば、描き分けるための有効な資料にもなるだろう。
いずれの目的にしろ、この本を読めば街中の解像度が向上することは間違いない。例えば、境界標(土地と土地の境界を明確にするために設置される標識)の中に「M」の文字が二つ重なっているものがあるが、これは帝国海軍を表す模様で、この地にはかつて軍用地だったと分かる。他には、透かしブロック(コンクリートブロックに穴が開いたもの)は構造上、縦に鉄筋を通すことができず、日本建築学会では2つ以上連続して並べないようにすることを推奨している。しかし、そのような連続して並べてある透かしブロックは地震によって倒壊する恐れがあり、避難経路として使えなくなる可能性を想像することができる。
今まで意識にも上らなかった風景が、たくさんの街角的なモノにあふれていることに気づくことになり、意味が立ち上がってくる。そうなれば今までと少し違う日常を経験することができるだろう。
Posted by ブクログ
続刊を買ったので、以前パラパラと見ただけだったこちらもじっくり読んでみた。パイロンとか消波ブロックとかマンホールの蓋あたりまではちょっと注目して見たことはあるけど,擬木(木に似せてつくった柱とか柵とか」や、崖を覆ってるコンクリやコンクリートブロック(擁壁というらしい)を愛でる視点はなかなか新鮮。ぶらぶら街を歩くのが楽しくなりそうだ。
他の方も書いてたけど,写真も文字もかなり小さくて、目が悪いと読むのがかなりつらいので、もう少し大きな判型にしてくれていたらなぁ…ということで星4つ。自炊して大きめのタブレットに入れたらだいぶ読みやすくなった。
Posted by ブクログ
マンホールの蓋と単菅バリケードが好きなので読んでみた。
あたしくらいの好き度では、「好き」って言っちゃいけないなと思った。
これからもっと精進致します。
車やバイクに乗せて貰っている時にキョロキョロするのが益々楽しくなる本。
Posted by ブクログ
人が興味を持つものは数知れず。「坂道の高低差」、「段差」、「いやげもの」などあるが、今回の本は、街角でお目にかかるマンホールの蓋、舗装、パイロンなどあまり人が注目しないものに焦点を当てている。
本をパラパラめくっていくと、マンホールの蓋だけでもいろいろな種類があるのが分かる。たかが蓋、されど蓋と言うことか。
「路上園芸」で思い出したのが、大阪で自分の所有地だから人の通り抜けはさせないという間違った発想で、植木を所狭しとおいて逮捕された頭のネジが抜けている人の話を思い出した。路上に置いている植木鉢はそんな殺伐とした雰囲気を醸し出すためのものではない。
事件関連で思い出したのが排水溝だ。暑い中、排水溝の中に潜んで女性のスカートの中をのぞいていたのが見つかり逮捕されたこれまた頭の中身の飛んでいる人がいた。そんな発想力と忍耐力があれば、他のことに使えばいいのにとふと思った。もちろん、排水溝の存在理由は、そんなことではない。
今回の本は、注目されることなくひっそりとたたずんでいるものにフォーカスして取り上げているだけに、書店で見かけたときに衝撃を覚えた。こういう本は、読んでいて脳細胞にとっていい刺激になる。
Posted by ブクログ
電柱や標識、パイロンや回収ボックスなど街なかにあるいろいろな物を生き物に見立てた図鑑。この、生き物に見立てるというのが上手くハマっていてそれぞれの特徴を上手く説明出来ている。例えばパイロンであれば、活動時は離れていて、非活動時は群れている(スタッキングされている)、街路灯であれば夜行性であるなど。そして、それぞれに、なかま、つまり種類が紹介されているが、これが驚くほど多い。全く同じように見えるが、多少の差異と言うには大きすぎる違いがある。この違いに気づくと、いつもの風景が違って見え、また、それを見つけるのは楽しそうであり、路上観察が趣味として成り立つ理由が分かったような気がする。
Posted by ブクログ
現代版の路上観察学。「超芸術トマソン」のように、街中に溢れているけれど、地味で目立たないモノを図鑑化している。
街中を歩くときの解像度を上げてくれる一冊。
Posted by ブクログ
図鑑というより夏休みの自由研究とか、マニアのおもしろブログとかそういった感じの本。自分としてもそれを期待して買ったので満足でした。モノそのもののスペック等を並べるというよりも、さまざまなモノを観察してわかったことが記載されているおり、それが自分で街中観察しているみたいで面白かったです。
また、最後のフィールドワークの章に同じものばかりを集めることで、違いに気づいてだんだん面白くなってくるということが書かれていたのがこの本を象徴するようで印象的でした。全編通じてそれを体験することができ、またそれを日常に織り込むことで日々の生活の楽しみも少し増えた気がします。
Posted by ブクログ
マンホールと単管バリケードが好きなので嬉々として買った。載っているものはそれ以外にもパイロンや車止め等、どんな世界にもマニアがあって、どんな製品にもそれにかかわる人々の工夫が詰まっているのだなと、幸せな気持ちになる。
Posted by ブクログ
すごく俺得な本。町中でよく見かけるもののオンパレード。車止め→段差スロープのコンバートとか、「あるある!」って一人でニヤニヤしてしまった。『生態』のコーナーが特に面白かったです。
Posted by ブクログ
面白かった。
★4でもいいところだけど、
もうちょっと表現に拘って欲しかった残念感が★3に。
まあライターが複数だからしょうがないかなー、
とも思うんだけど。
残念だったのは「生態」の欄で、
生き物的表現をしているところとしていないところがあり、
ここは是非生き物的表現に拘って欲しかった。
そういう意味ではパイロンとかバリケードのページが良かったかな。
全体としては、
対象によって街灯やサインの高さが変わるなど、
普段目にしているのに気づいていない法則の
マニアならではの分析が面白い。
もう回収ボックスは顔にしか見えなくなったもんね。
自販機との関係は、
夫婦というよりジンベイザメなんかに着く小さい魚のように感じるけど。
それからマンホールも目に止まるようになった。
ちょっと世界が変わったかも…。
意識すると見える世界がある、という言葉にすごく納得。
人によって世界は違う見え方をするものなんだな。