【感想・ネタバレ】患者は知らない 医者の真実のレビュー

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Posted by ブクログ

総合病院とかかりつけの役割分担
点滴・注射という「信仰」
腫瘍マーカーはスクリーニングに適さない

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2019年11月02日

Posted by ブクログ

 著者は法学部を卒業し、NHKで記者として事件や選挙、行政の取材を担当した後、医学部に編入する。救急医療を実践する病院勤務を経て、現在はベトナム・ハノイの病院に勤務。患者と医師が抱えるわだかまりの正体を明らかにしたいとする。
 医師とはどういう人間で、上手なかかり方や「名医とは」。検査、薬、治療は本当に必要か「医者任せ」ではいけないことを説く。
 今後の高齢化、医療の国際競争、外国人医療スタッフの増加も視野に、医療の理想について考えさせられる一冊。

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2018年05月30日

Posted by ブクログ

本当に医者の側から書いてくれないとわからない、知らないことたくさんあった。


人は必ず病気になるがゆえに、健康番組や「名医」ランキングといった類のものが後を絶たない。
確かに、我が国の医療制度は先進国でもトップレベルを牽引してきたという、国民レベルの自負がどこかにあるのではないか。
「外国の病院に行かんでも◯◯病院に行けば〜」というふうに。
しかし、同時に「医療不信」や少子高齢化社会に伴う医療保険制度の崩壊の予兆、アジア諸国の医療水準の上昇など、問題は山積。
健康番組や雑誌ではどうしても取り上げられない医者と患者側双方のわだかまりも含めて、元NHK記者山口大学医学部を経て現在ベトナムで医師をされている野田一成氏が日本の医療を解いて行く。

読んでて、医者にも患者にもやはり問題がたくさんあった。
医者も患者もやはり普通の人間。
どんなにいい制度や技術であっても、使いこなせないと意味が無いし、変なところに固執しないことが肝心。
大学病院の方が早く治りそうな気がするし、名医に執刀してほしいし、すぐに点滴打ってほしいし、すぐにMRIをとってほしいと願う患者。
「気持ち」を受け取る医者の複雑な気持ち。大学医学部から大学病院でそのまま社会人な世間知らずな医者。
いろんなところに半透明な壁があるかのよう。

2025年問題を控えて、我が国のr医療制度や保険制度は待った無しの改革を迫られている。このままでは確実に崩壊するからだ。しかし、相変わらずの薬や診療検査の無駄遣いが絶えず、医療費は高まるばかり。
死にかける前に事前に延命治療の有無を話し合ったり、介護士や技能士に活躍の場を与えたり、混合治療の制度改革などまだまだやれることはあるはずだと野田氏はおっしゃってました。

上手な医者へのかかり方を、常に心がけようと思えるきっかけになる本でした。

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2016年07月18日

Posted by ブクログ

うんうんとうなずくところや
えっ?って思うところ
医師の仕事は見てるだけで大変
でも患者は多くを望んでしまう
個々の医師の問題ではなく
保険制度とか教育制度とか
高齢者の問題とか
みんなの問題

≪ 医者も人 上から目線 ちとつらい ≫

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2019年11月28日

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