感情タグBEST3
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鉄腕DASHなどで活躍する放送作家の山名さんのアイデア論。アイデアは見つけるものだという考えのもと、様々な見つけ方を提示していくれている。おもしろメモを9年も続けているのは驚きだが、こうした継続がアイデアの源泉という面はあるかもしれないと思った。
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これ読んだらテレビ番組もまだまだ捨てたもんじゃないと思えてくる。その一方で「2011年新聞・テレビ消滅」なんて本もあるわけで。
やはりアメトーークはほめられていた。あれはいいね。視聴者を固定せず、あるジャンルはそれに関わってる人が見て、別のジャンルはそれに関わってる人が見て、そうしてるうちに毎回見だす人も出てくる。雨上がりの起用もグッジョブ
新しいものを産む発想じゃなくて無くす発想はすごい。名古屋市のとある道路で、中央分離帯の線をなくすことで事故が半減したとか。メカニズムとしては線があって油断してたのが、線を無くしたら運転者側が注意して運転するようになったってね。
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テレビ業界の著者がアイデアの引き出し方を書いている。
「アメトークはグルーピング」というのはなかなか参考になった。軸をずらすことで同じ素材でも競合から抜け出せる。
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自分の感情、興味、違和感、欲求などの動きを意識する。
その変化をもたらした「おもしろさ」を見る。
周辺に注意を広げる。
フリ=提供。ウケ=リアクション。フォロー=対応。
他人の価値観を借りる。
おもしろさは溢れていることを信じ、意識する意志の大切さを感じた。
10-40
Posted by ブクログ
アウトプットすることばかり考えるのではなく、まず自分だけの「面白い」を一つでも多くインプットする。それが個性を形作り、その人ならではの発想の源となる
引いた視点で見ることで、不快な出来事を「おもしろい」に変換する
人生はクローズアップで見ると悲劇だが、ロングショットで見ると喜劇である(チャールズ・チャップリン)
不便や不都合を考えることがアイデアを生む
フリ・ウケ・フォロー
「今日の天気は?」「晴れよ」の2つではダメ。大事なのは、晴れよと言った後のリアクション
笑いやドラマだけでなく、全てのコミュニケーションは1、2、3という3つの構造からなっているのではないか
フリ=情報やサービスの提供
ウケ=情報やサービスを受けた人のリアクション
フォロー=そのリアクションへの対応
疑問とは持つ、抱く、わくものではなく、「見つける」あるいは「作る」もの
トイレの水洗用センサーがなかなか反応しなかった→手のひらの質によってセンサーの反応の仕方は変わるのだろうか?
囲いで覆われていたビルがいつの間に解体されていた→囲いの中でビルはどうやって壊しているのだろうか
夕食に食べたししとうが辛かった→他のししとうは辛くないのに、どうして一つだけ辛いものがあるのだろうか
差異から疑問を作る
同じジャンルのものであるAとB。その2つを比べて、その違いを見つけ、そこに疑問を見出す
ボルヴィックの飲み口の口径
疑問は細部に宿る
ex. 288メートルごとに加算するタクシー、なんで?
他人の「おもしろい」を借りる
ターゲットがなんに感情を動かされなかったか、つまり「おもしろい」と思わなかったかを「よく見る」ことも参考になる
感情移入することで、その人の目線を獲得できる
なくすことで意識を向けさせる
ex. センターラインをなくして交通事故が減った
テレビ番組の作り方
α(テーマや情報)×β(伝え方)≧C(合格ライン)
いかにして情報を伝えるかの部分の抽出
アメトーーク グルーピング×対比(同じジャンルだからこその対比)×共鳴
深イイ話 深イイという言葉の発見
本当は怖い、家庭の医学 ホラーのプロット利用
ザベストハウス123 1位を待ってしまうという人間の習性を利用
クイズ番組 情報のためのフック
世界の果てまでイッテQ、ワンステップ 他者というフィルターでリアル感が増す 子供、若者←作り手の思惑が透けない
日本列島ダーツの旅 視聴者のハードルを下げる
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アイデアは生み出すのではなく「見つける」ということを一貫してといている。
他者なら気付かないこと、無視するようなことも実は「おもしろい」ところがあるという。
「おもしろい」を集めるために著者はさまざまなな手法を使う。
中心からちょっと場所に目を向ける。
引いた視線で見てみる。
周辺の会話から想像力をわかせ自分にない感覚を得る。耳でおもしろいを探す。
「不〇〇」というマイナスのものからのアイデア探し。
テレビから素材を得る。
いろんな方法を著者の経験をもとに紹介していく。
「おもしろい(新たな発想)」を見つけるには疑問をもつこと。
日常の生活を行う中での周りの人の行動、ものに意味があり、それを考えることで、自分の頭の中に具が増えていく。
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アイデアのストックがいかに大切か、そしてそのアイデアには価値というものは存在せず常に発展させる余地が残っている。その絶対量が不足しているとアイデアの化学反応は起こらない。
サービスとしてやったことも、相手にその意図が伝わっていなければ、かえって不安を招き、信頼を損なうこともあります。自分たちが当たり前だとおもっていることが、相手にとって常に当たり前とは限らない。
Posted by ブクログ
なんで?とか、どうして?とか、常日頃から意識しつつ生活する事が、発想において大切である事を、筆者の具体的体験を交えて解説された点は、非常にわかりやすく参考になった。
Posted by ブクログ
内容が薄く、おんなじことの繰り返し。・・・それにも関わらず、この面白さは何だろう。全編とおしても、言いたいことは一つだけという感じ。その一つが、スッゲーことかと言われればそれほどでもない。でも何だろう、この面白さは。
「おもしろい」ということが本書のテーマ。山名さんが言う「おもしろい」存在とは「きにならされた存在」のこと。つまり、それはプラスにもマイナスにも適用される。この「おもしろい」を集めていくことが大切だということをひたすらと述べているだけ。なのに、そこには不思議な「ワクワク」があったのだ。きっと、この本にあることでものの見方が変わると確信が持てたんだろうなあ。
ちょいちょい挟まれている山名さんのアイデアメモもイイ感じでござんした。
【目次】
はじめに
第一章 視線のスイッチを入れる技術
第二章 感情の動きを取り出す技術
第三章 他人の視点を利用する技術
第四章 テレビの発想を盗む技術
おわりに