あらすじ
一般葬、直葬、密葬、家族葬、一日葬など多様化する葬式事情。最近は病院の霊安室から火葬場へ直行、そのまま海などへの散骨を希望する人も出てきたが、多様化すればするほど悪い業者に騙されるケースも多い。本書では1000件以上の葬儀を担当してきた現役葬祭マンが、実際に見聞きした悪徳葬儀関係者の手口を紹介。さらに、他人に聞けないお金やしきたり、葬儀手順の基本なども具体的に解説。実例や裏事情を知ることで、ブラック業者のカモにならない、心のこもった「現代的お葬式」のありようが見えてくる。
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Posted by ブクログ
■葬儀の種類
・一般葬
家族など近親者だけでなく,近所の方や故人の勤務していた会社や取引先など,故人が生前御世話になった方を招いて執り行う葬儀の形
・直葬儀
病院など亡くなった場所から直接火葬場に御遺体を運び,葬儀をせずに火葬のみを行うこと。荼毘葬とも呼ぶ。
・密葬
家族など,ごく親しい人だけで内々に葬儀を済ませ,後日改めて一般の参列者を招いて本葬(骨葬)を行う葬儀の形。
・家族葬
家族など近親者のみで葬儀を行うこと。実際に家族のみで執り行われることも多い。
・一日葬
通夜を省略し,1日で葬儀・告別式,火葬を執り行うこと。ワンデイ・セレモニーとも呼ぶ。
■心づけの目安
・民営火葬場における火葬係:3,000円~5,000円
・休憩室のスタッフ:3,000円
・霊柩車,ハイヤー,バスのドライバー:3,000~5,000円
・お手伝いの方:3,000/人
・花屋:3,000円/人
・葬儀屋:10,000円
■戒名・法名
・「院号」つき戒名:80万円~120万円
・「居士」又は「大姉」:50万円~80万円
・「信士」又は「信女」:20万円~50万円
・「釋」法名:20万円~50万円
■おひとり様の心がけ
①普段から人のネットワークづくり
・孤独死しないために同志たちと繋がっておく
②不要なものの処分
・使わないものを捨てる,譲る,売るなどして常に身軽にしておく
③財産の処分の仕方を決める
・親からの財産,自分の財産の行方を誰かに託しておく
④自分の葬儀をどうするか決める
・葬儀を契約しておく
⑤自分の遺骨の処分方法を決める
・合祀,永大供養することを決めておく(契約しておく)