あらすじ
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簿記というと、「経理」というイメージがあるかもしれませんが、簿記を必要とするのは経理の人だけではありません。
営業職の人がライバル会社と価格競争をするときには、どれだけ値を下げられるか、客観的な数字をもとに策を練らなければなりません。
エンジニアが新製品を開発する際にも、コストを考慮することが不可欠です。
簿記の知識が活きるのは、仕事にかぎりません。経済ニュースがわからなければ、たえまなく変化する時代の波についていくことはできません。簿記の知識があれば、これまで全く理解できなかった経済ニュースがわかるようになります。投資を行う際にも、企業の決算書は読み込んで投資に値するかどうかを判断するために簿記の知識は必須です。
簿記とは、お金やものの出入りを記録・計算するための技術です。そして社会に生きているかぎり、お金やものの出入りと無縁でいることはできません。
つまり「簿記」は、誰もが知っておくべき一般教養知識といっても過言ではないのです。各種簿記検定試験を毎年50万人以上が受検するのもうなずけます。
ところが、「簿記を勉強したいと思って入門書を読んでみたのですが、よくわかりません」という相談をよく受けます。
「簿記の入門書」と銘打った本はたくさん出ています。しかし、あるていど簿記の知識がないとついていけなかったり、逆にやさしくしようとするあまり内容を簡略化しすぎて、読んでも何も残らないというのが実情のようです。これでは、はじめて簿記を学ぶ人は戸惑うばかりでしょう。
また、簿記というと「むずかしい」「つまらない」「わからない」といったマイナスイメージしか浮かばない、いわゆる「簿記アレルギー」という人もいます。苦手意識が強すぎるために、簿記のおもしろさがわかる前に、挫折してしまうのです。
このような点をふまえ、誰もが楽しく、簡単に読めてわかりやすい簿記の入門書を目指し、本書の執筆をスタートしました。
本書は、次のような特徴を持っています。
1.マンガとイラストで楽しく読める
2.初心者がつまずきやすい点を重点的に扱っている
3.問題を解きながら覚えられる
あとは、あなたの意欲にかかっています。本書の指示に従って勉強していただければ、簿記の基本がしっかりと身につき、ゆるぎない自信が芽生えることを確信しています。
本書で基本をしっかり学習され、簿記の知識を持った仲間の一員に加わられんことを心から願っております。
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Posted by ブクログ
本書は、複式簿記の基礎知識について書かれた本です。
内容としては、簿記の概要、貸借対照表と資産・負債・純資産(資本)、損益計算書と費用・収益、仕訳のルール、仕訳の実践、決算の6つの章に分かれています。仕訳と決算では練習問題があり、理解を深めることができます。
仕訳の実力をつけるにあたり、本書では、まずは資産・負債・純資産(資本)・費用・収益の5つのグループに属する勘定科目を覚え、仕訳の8つのルールを暗記し、取引例を実際に仕訳することを推奨していますが、勘定科目と仕訳のルールを覚えるだけで処理速度が格段に上がります。
本書の内容を踏まえた上で、日商簿記等の本に移ると理解が早まるのではないでしょうか。
簿記を覚える最初の一冊としてお勧めします。
Posted by ブクログ
大変分かりやすい。
簿記の概念を理解するには、厚さもなく大変良い。
内容がやや薄いとも言えるが本職では無いので、何の問題もない。
貸借対照表、損益計算書、勘定科目、仕訳、この辺の意味と関係が分かりたいだけの私にはもってこいでした。
Posted by ブクログ
簿記・会計・財務・経理、これらに対してアレルギーのある私が経理課に配属されてしまい
親しい人に勧められた一冊です。
これで簿記のすべてがわかる、というような本ではありませんがアレルギーを克服するには十分でした。
Posted by ブクログ
簿記の「ぼ」の字も知らない自分のような人間には、とても分かりやすい本でした。
この本に書かれている内容は、全て理解&暗記できるようになって、
早く次のステップに進みたいところです。
Posted by ブクログ
会計、簿記の初学者には抜群に分かりやすい本です。
仕分け、借方、貸方、総勘定元帳などの意味や作り方がわからない人は、まずこの本を読んでから他の本を読むといいと思います。
私も他の本を読む前に出会いたかった…。
Posted by ブクログ
システム屋だけど、銀行業務を勉強しなくてはならなくなったので購入。
非常に分かり易い。
基礎中の基礎だと思うけど、2012年2月の試験に向けて勉強に励みます。3級と2級、両方取りたい!笑
Posted by ブクログ
簿記を始めて勉強しようと思った際に始めて読んだ本。
色々なレビューを見て、一番よさそうだと思ったのがキッカケ。
とっても分かりやすく、理解ができた。
始めて簿記を勉強するような方や途中でつまずいていた方に
お勧めします。
ただ、これだけでは簿記資格の勉強には足りないよう。
できれば、同じ著者さんの対策本が欲しかったのだが、
すでに絶版よう。
残念です。
Posted by ブクログ
今まで読んできた中で一番わかりやすかった簿記の本。
大学で簿記の授業を受けていますが、いまだにこの本で学んだことが活きています。
簿記の参考書の中ではおすすめの一作です!
Posted by ブクログ
簿記の入門書としてはベストなのでは?
漫画形式で読みやすかったです。
ほんとに基礎の基礎からなので分かりやすかった。
初めて簿記を習おうとする人(独学)には良いと思います。
ただ、入門書なので実際の試験レベルと比べると
足りない感は否めません。
これをキッカケにワンランク上の参考書
もしくは、模擬試験形式の実践本をお奨めします。
Posted by ブクログ
簿記?は?なんて読むのこれ?ってレベルの私が一番最初に手に取った本。
出会いは偶然でしたが簿記の道を志して最初に出会ったのがこの本で本当に良かったと心から思います。
難しい表現などは一切なくてとっつきやすい。
初心者なら必ず「なんで?」「どういう事?」って思うような箇所はほぼ確実に理由を丁寧に説明してある。
ねずみさんも可愛いし(笑)
おかげで簿記に対するイメージが学ぶ前と後でだいぶ変わりました。
もちろん良い方向に^^
でも本当に「入門書」だから、検定を受ける人はもっと別に問題集やら参考書やら買わないとダメみたいですね。
駆け足で解りやすい!
簿記を学ぶという事は必要に迫られて…が、一番の理由ではないだろうか?本年度は、どうしても必要になり購入した。
漫画やイラストを交え、駆け足ではあるが簿記の基本的な仕組みを解りやすく解説してくれているのではないかと感じた。簿記は読んだだけでは理解できないので、これから実際に記帳して、知識を自分の宝に変えてゆこう。つまずいたら、読み返して理解を深めてゆきたい。
Posted by ブクログ
初心者向けとあるだけに、例がシンプルで分かりやすい。仕訳は理屈より覚えるしかない、とあれこれ言わずに結論付けているのもある意味気持ちが良いかも。
この内容を叩き込んでステップアップするべきだ。
Posted by ブクログ
仕訳は何となく分かるけど、試算表やら、総勘定元帳、損益計算書等々ちんぷんかんだったけど、ようやくこの一冊で何となく見えてきた。あとは手を動かすのみか!
Posted by ブクログ
簿記とはなにか、貸借対照表とは、損益計算書とは、仕訳とはなにかといったことが非常にわかりやすく簡単に書いてあるので、簿記の超初心者入門書としては非常に分かりやすく書いてある!
ただし、深く簿記のことを勉強したいという人には更に深く書いてある本を読んでいったほうが良さそうである!
非常に面白く簡単で入りやすい入門書であった!
Posted by ブクログ
2017.2.21 再評価(★5→★4に変更)
日商簿記3級試験のために勉強してみて読み返すと、
簿記の作業の全体像のうち、仕訳作業の説明事例が多く記載されていますが、
総勘定元帳からバランスシートを作成するまでの事例が簡単に書かれすぎて、
簿記の全容が若干分かり難いと感じました。
結論としては、「簿記」を《分かった気にさせる》本だと感じました。
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2017.1.23 初回感想
「簿記」の基本を知るための良書です。
本書の「はじめに」に書かれていますが、
・初心者がつまづきやすい”簿記用語”と”簿記の基本ルール”を丁寧に説明している
・練習問題を解きながら覚えられる
点が非常に理解しやすくしています。
中学生でも学べる本でしょう。
とは言え、真に理解するには、本書でも書かれているとおり、
「ペンとノートで実際に解いてみる=やってみる」
のが大切だと思います。
これを読んで、日商簿記検定の受験や、家計簿などの現実世界に適用していくと
簿記を使えるようになると思いました。
Posted by ブクログ
文豪ゲーテいわく、「簿記こそ、人間の人間の精神が生んだもっとも美しいものの1つである」。完璧な簿記、完璧な会計はホントに美しいなと思う。
私が思うに簿記は暗記科目。漫画もあって、初学者向けだけど、ここに書かれているルールを丸暗記すれば、簿記検定3級には十分だと思います。
Posted by ブクログ
簿記入門用として購読。
大変分かりやすい文章・説明で入門書としては申し分ない。
ただ読んでいて簿記の面白さが全く伝わってこなかったので、もう少し深い内容への導入部分も個人的にはほしかった。
Posted by ブクログ
先日読んだ小飼著書で、”複式簿記は必須”って書いてあったから、そういえば簿記のボの字も知らんな、と思ってとりあえず読んでみた本。内容的にはそんな難しいことが書いてある訳じゃないんだけど、正直『これが出来たから何?』っていう気持ちが強い。会社の経理部には必要なことかもしらんけど、普段生きていく中で、ここまで緻密に出納を管理する場面ってあるかね?まあ確かに、そんなズボラだから貯蓄が出来ないんだって話か(苦笑)。何となくの概念としてはちょっと分かったけど、これを突き詰める気にはならず。
Posted by ブクログ
本当にこれから簿記を勉強する人向け、という本でした。
勘定科目の説明や、貸借対照表と損益計算書との関連、決算の流れ等がすごくシンプルにわかりやすく説明されている点が良かったです。
簿記の資格を取るためにとりあえず過去問沢山解くだけ解いて、結局実はあまり勘定科目の意味や決算の流れ等がわかっていないという人がたまにいると思います。
まさに私はそうで、たまたまこの本を貰ったので復習のためさらっと読みました。
なので、それなりに仕訳は作れるけど結局これって何のためにやってるっけ?となった場合に頭を整理するには良いと思います。
経理業務を身に着けたい場合はあまり向かないかも。
最後に、これくらいの内容だったらもしかすると簿記の資格取得向けの本にも書いてあるかも?という気もします。
Posted by ブクログ
用語や科目の説明は申し分ない
ただ貸し借りとBS、PLとの関係や概念が分かりにくい
とゆうか見落とし易い
それ見落とすと大半を占める仕分けの説明も水の泡
あと
決算を図解してるのは結構だが何処に焦点を当てたら良いか分かりにくく記憶を素通りする
最後に繰り返すが用語集には素晴らしい
なので入門の入門にはオススメ