あらすじ
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前代未聞の「地方活性化WEBコミック」が待望の書籍化! 疲弊する地方都市「みのり市」を舞台に、「みのり高校地域活性研究部」が日々奮闘する姿を描く。描き下ろしエピソードやコラムも満載で、「地方創生」について考えるきっかけとなる一冊。
感情タグBEST3
まちづくりに関心がある人へ。
地方の活性化だけでなく、まちづくり全般に関心がある人にとって参考になり且つ楽しめる内容となっている。
マンガとしては、女子高生が妙にシリアスになったり含蓄に富んだ発言・議論を繰り広げていくのが面白い。また、マンガの各章の後にコラムとして文章でまとめられているのも良い。
〈内容〉
手段が目的化しているという行政への厳しい指摘がある一方で、地方活性化は果たして行政だけに任せっきりでいいのか? 関心が無い市民や、行政に頼りっぱなしの民間にも問題があるのでは? という問題提起をとおして、行政、民業、市民それぞれが連携して行動していくことが大切だということを説いている。こうして書くと非常に当たり前のようだが、これがしっかりできている自治体はなかなか無いのではないか。
また、地方活性化のポイントとして、地域についてまずは知ること、情報発信して内外の個人や団体を巻き込んでいくこと、「わかもの」「よそもの」「ばかもの」が主体となること、などを挙げている。まちづくりに関心があるが、何から始めればいいのだろう、という人にとって特に為になる本だと思う。
Posted by ブクログ
簡単に読める、かつ、本質的な指摘
石破大臣もお薦めしていた本なので、楽しみに読んだ。
高校生が、まちの活性化を自分事化していく過程で、やりっぱなしの行政、頼りっぱなしの民間、無関心の市民という絶対に活性化しない地方の図式を見事に言い当てている。
地域活性化に携わる人間には、痛いところをつかれる本ではないか。
Posted by ブクログ
地方創生、地域活性化の本質を、軽やかでいて、実は重く丁寧に描いた実用入門マンガ!官民連携、何よりも関わる全ての人の当事者意識とやる気の継続化が大事なんですね。
Posted by ブクログ
地域活性化の基礎知識を得るためにはいい本。地域振興事業に失敗した人の妹を説得するシーンは落涙の可能性すらある。
ただ、作者は学者でも公務員でも実際にまちづくりに携わっている人でもないため、専門的な話題はほとんどなく、世間話でも出てくるレベルのことしか語られない。理論的な話、実際の成功事例等か読みたいなら、他の書籍を読むべきであろう。
Posted by ブクログ
中高生が読むと未来につながって良いのかも。高校生の主人公たちの親世代が「第二次ベビーブーム」だということに驚き!(自分がもう親の世代なのだと実感した)
Posted by ブクログ
話題になったウェブで登場した漫画。
内容について、こちらでメモすることはしませんが、地方創生や地方活性化について、多くのかたが関心を持ってもらおうとする試みは、大変素晴らしいことです。
ここでも記載されているように、若い人などいろいろんな立場の人がそれぞれの視点で自分の地域のことを考える、そういう人が増えていくことが、本当の地域の活性化につながるものと信じています。
<目次>
第1章 地方の現状って?
*コラム 地方都市を待ち受ける厳しい未来
第2章 地方の少子化は根が深い?
*コラム 地方と結婚と車社会
第3章 若者はなぜ、地方から去っていくのか
*コラム 衰退する地方都市の姿
第4章 「懐かしさ」が「せつなさ」に変わる街
*コラム 地域活性化のキーパーソン3+1
第5章 活性化のために本当に必要なこと
*コラム 「地域活性化」と「にぎわい作り」
第6章 私たちに何ができるんだろう?
*コラム 地域活性化の勘違い
第7章 的はずれな「活性化」の取り組み
*コラム 地域活性化ホームページあるある
第8章 「地域活性化」なんて頑張るだけ無駄?
*コラム 自治体主導の落とし穴
第9章 わかった! 私たちのはじめの一歩
*コラム ピエロが今、求められている
第10章 地方は活性化するか否か