【感想・ネタバレ】どうしていじめちゃいけないか 人はみな人として生きていいのレビュー

あらすじ

「やめろよ、そんなこと!」小学校5年生の2学期、クラスで勝手放題をする転校生に発したこの言葉がきっかけで、著者に対する悲惨で陰湿ないじめが始まります。クラス全員の無視、いやがらせ、暴力。精神的に極度に追いつめられた著者は、たびたび変な叫び声をあげるようになりました。重いチック症が発症したのです。中学、高校とチックはますますひどくなり、学校でも家庭でも理解されない孤立の日々が続きます。そして自分が社会からも受け入れられないと感じた著者は、ついに死を選ぶのです。しかし、奇跡的に命拾いをし、こう思うのです。「同じような痛みを持つ子どもたちのために自分は何ができるのだろう」。いじめを乗り越え、大切なものをつかむまでの感動の物語。「NHKスペシャル」で放映され大反響を呼んだ著者の渾身のメッセージ。

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Posted by ブクログ

「伝わりやすく、受け容れられやすいように」という媚を潔く排して徹頭徹尾いじめられる側に立つ。
それでいて、いじめる側を切り捨てるでもない。
なんて優しいんだろう。

いじめを止めるのは子供自身。
子供が動けるようにサポートするのが大人の仕事。
真摯に向き合って命がけで子供を守るという姿勢は水谷修に通じるものがある。

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2010年09月30日

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