あらすじ
チャート分析の第一人者が悟った究極の投資法!
マニアックなほどに深い内容をもつ数々の名著を執筆し、チャート分析の第一人者として根強いファンをもつ著者は、長年の研究と自身の投資実践の結果、「株価には動くべき時期=パワートレンドがあり、その時期においてのみ、チャート分析の確度が非常に高まる」との結論に達しました。
市場で圧倒的な支配力を持つ機関投資家、ファンドなどの市場参加者たちは、「相場から収益を上げなければならない」という職務を担うがゆえに、一定の行動パターンから逃れることができません。そのため、何の力も作用しなければ横ばいに推移するはずの相場において、株価は年に2回、想定される値幅のなかで、一気に動く――といった特徴あるパワートレンドが示現することになります。
本書は、「個人投資家が投資をするなら、そのパワートレンドの時期のみに絞るべきであり、それこそが簡単に儲けるための近道である」という著者の知見を解説する初めての本です。
本書では、そのような動きが現れているという事実をデータや市場参加者の行動心理分析から明らかにするとともに、個人投資家がそうした動きを先読みして、効率的に利益を上げるための方法を具体的なノウハウとして体系的にまとめました。
従来のチャート分析本、投資ノウハウ本とは一線を画す、深い考察と実践経験から導かれた株式投資の考え方と手法は、相場で儲け続けて勝つための必読書といえます。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
儲からない人は相場が楽しみになっている=楽しみながら相場に振り回されている。
本気で利益を追求し始めると、自分自身の弱さ(我慢のなさ、最初の考えを貫くことができな優柔不断さ、儲かった後の油断、何度も同じ過ちを繰り返す愚かな自分)との戦いになります。それほどつらいものはありません。
8月は円高になりやすい。米国連邦政府の年度末が9月だから。
ヘッジファンドは解約できるタイミングを四半期末に限定している。投資家は45日前までに解約の通告をする必要がある。だから、2/15,5/15,8/15,11/15がその節目になる。株価は下がりやすい。
日経平均の上げ傾向は、3〜6月頃、下げ傾向は7〜10月頃
上昇の流れを予想するときは、上げやすい時期に長く値幅の大きな上昇の流れができる、下げやすい時期にあげた分のすべてを押し戻されることはない
下降の流れを予想するときは、下げやすい時期に長く値幅の大きな下降の流れができる、上げやすい時期にそれまで下げた分のすべてを埋め戻されることはない
底入れのサイン、ダブルボトム、ヘッドアンドショルダーズボトム
長く値幅の大きな上げは5波が基本、3波で上値目標値の大部分を取りに行く
調整の動きへ入ると、その後の展開、積極的な上昇を継続する可能性があるのか、小休止の調整になるか、時間待ちの調整になるのかを推測できる。
日経平均株価は、5月に下げ傾向があり、年間の変動幅の目安が大きい年で5000円、6000円です。
Posted by ブクログ
細かく例も使って説明してくれるからわかりやすいとは思う。
そして、少額の当事者は大口投資者には勝てない、踊らされる、仕掛けることができない、という厳しい現状がわかった。自分はやるなら必ず少額取引だから(というか少額でしかできない...)シナリオづくりをきちんとしなくてはいけない。でも、そのためにはかなり今までの動向だったりこれからの動きにたいして勉強をしなくてはいけない。そして、1年のシナリオと違う動きをしたら修正が必要で... 結局1年中株のことを考えなくちゃいけなんだね
Posted by ブクログ
1年間で一定の値幅が必ず必要になる。
年間3000円以上5000円程度の値動きがある。
1年分は3か月程度で達成される。
3~6月に上昇、7~10月に下落、
2月、5月、8月、11月15日前後に下がりやすい。
1年間のシナリオを描く。
値幅の検討、いつそれが現れるか、前年からの値動き。
積極的な状態のときだけ買う。
時間待ちの状態から、いつ積極的状態に入るか、抜けるか。
下落は、人気がない状態、レンジ相場と同じ。一定の上昇の後しか起こらない。
値幅のある日柄の長い上昇、を探す。