あらすじ
のべ60万人のお口の中を見てきた歯科医がたどり着いたこと――虫歯や歯槽膿漏予防だけでなく、病気予防にもなるのは「唾液」の量を増やすことだった。本書では、虫歯にならない、風邪をひかない、胃腸が強くなる……etc. 健康を維持するために日常でお金をかけずにできること――だ液を増やすちょっとした習慣(食べ物、食べ方、姿勢、お口エクササイズなど)を紹介します。【主な内容】第1章 口の中が潤う人は病気にならない!? 第2章 唾液の力はこんなにすごい! 第3章 唾液が増える7つの生活習慣 第4章 速効エクササイズで潤いましょう! 「口呼吸をしている」「唇が乾燥している」「口内炎がよくできる」「急に虫歯が増えた」「ほっぺたをよく噛む」心当たりが1つでもある方は要注意です。何歳からでも唾液は増やせます。健康長寿を目指す方は、今すぐお口ケアを始めましょう。
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Posted by ブクログ
初めてだらけでかなり勉強になりました。
「唾液放出トレーニング」
・耳の間を人差し指と中指の先で筋肉を揉む様に押す(耳下腺)
顎の内側を親指で押す(舌下腺)
エラの線に沿って親指でなぞる(顎下腺)
(耳下腺、舌下腺、顎下腺は唾液が出る場所)
・舌を唇と歯の間に挟み込みグルグル。
・頬を膨らませたりすぼめたり。
唾液にはパロチンいう成長ホルモンが含まれていて、筋肉、内臓、骨、歯などの発育を盛んにする。同時に上皮と神経因子であるホルモン物質も含まれている為、皮膚や脳を活性化させる作用がある。
唾液は大切な物であり、吐いてはいけない。
簡単なテスト。
①姿勢を正す。
②唇を閉じる。
この時上の歯と下の歯は接触していますか?
接触してるとするとTCH(上下歯列接触癖)という状態らしい。
TCHは口の筋肉が常に緊張していることによって交感神経が優位になってて頭痛や肩こり、慢性疲労にも繋がる。
自分はTCHでした。気を付けよう。
Posted by ブクログ
歯周病、糖尿病、動脈硬化、高血圧、がん、インフルエンザ・・・・・・唾液の減少が招く病気は多い。滑舌が悪いのさえも唾液が関係しているとのこと。唾液の減少は、健康に直結しており、健康のバロメーターでもある。医師である著者は、唾液の状態から病名まで言い当てている。著者曰く唾液は万病の元を断つ万能薬であり、しかも副作用もない最高の薬。本書は唾液の凄さと唾液の出し方を教えてくれる。たとえば、食後3分以内の歯磨きは、唾液の力とエナメル質を大きく損なっている。読むほどに生活習慣の軌道修正を余儀なくされた。巻末には唾液分泌のエクササイズがあるが、これが凄い。試してみれば、たちどころに唾液が溢れてくる。食前、食後には是非実践していきたい。