感情タグBEST3
Posted by ブクログ 2017年03月22日
素晴らしい昭和の夫婦の軌跡。不便だけど、モノがなくても幸せな時代。現代はモノで溢れかえってるけど、それなしでは居心地が悪く、生きづらい世界だと感じた。改めて昔の人はすごいなと思うと同時に、うらやましい気持ちになった。これからの人生、苦しいことも悔しいこともたくさんあるだろうけど、前を向いて生き抜く人...続きを読むになりたい。
Posted by ブクログ 2015年12月06日
2015年11月30日、水木しげる逝去。だからという感じで、この本を手にして読んでみた。天津の大学で仕事をしていた時に、学生たちにNHk朝ドラマ版の「ゲゲゲの女房」を数話、授業で鑑賞させてみたが、何人かの学生らはそのあと自分で150回分を観て感動したという話を聞いたので、やはり国を越えたところでも共...続きを読む感できるものはあるんだなぁ~と思った。
水木しげる先生、ご冥福をお祈り申し上げます。
Posted by ブクログ 2015年11月12日
これを読むと天才なんてモノはいなくて、全ては努力によるものなんだなぁーと思う。如何に一つの事に対して真摯に取り組むか? それが幸福へと繋がってゆく。
Posted by ブクログ 2015年08月26日
いやはや…水木先生には頭が上がりません。奥さん、娘さん達も本当に凄い。
家族の絆をガッチリ固める水木先生は素晴らしい人だと思います…面白可笑しく書いてあるけど、大変だっただろうなぁ…と思う事も沢山ありました。
「終わり良ければすべて良し…」私もそういう風に言える人生にしたいなぁ。
Posted by ブクログ 2013年09月17日
遠くに嫁ぐことになって読んで見た本。
新生活のバイブルになるような気持ちになって新居にも持っていきました。
貧しくてもなんとかなるって元気をもらえる作品でした。
Posted by ブクログ 2021年08月20日
水木しげるさんの奥様の自伝だが、やっぱり偉大な人の奥様はやっぱり偉大な人だなぁと思う。夫をちゃんと理解して尊敬してついていく。なかなかできないこと。境港にぜひ一度行ってみたい。
Posted by ブクログ 2021年04月01日
NHKドラマと内容的には全く同じです。一歩引いて付いてくるタイプである布枝さんらしい控えめで品のある文章で、さらっと読む事が出来ました。最近は女性の社会進出が進んでいますが、こういった生き方も悪くないなと思わせる良作です♪
Posted by ブクログ 2020年04月05日
優しい語り口で展開される。
ドラマと内容としては同じ。
なんとかなる、とか、平凡な中への幸せ、を痛感される。
生活は楽ではなく、苦労も多かったと思われるが、そうは感じさせないところが、筆者の強いところなのだろう。
終わり良ければ全てよし。
気持ちの持ちようだと言うこと。
最後の水木先生の幸せの...続きを読む基準は自分で決めるものだ。という考え方に改めて考えさせられる。
そうなんだよね。考え方で簡単に幸せを感じられるのだ。
Posted by ブクログ 2013年02月08日
朝ドラ見たら本も読みたくなって。水木しげるて変わった旦那さん。だけど、布枝さんもすごいよ。平凡て言うけど、その平凡がすごいんだね。平凡は偉大。いい奥さんだなあ。私も布枝さんみたいな奥さんになれるかな。こんなふうに、旦那を信じて支えてあげられるようにならなければ。読んでよかったなあと思えるよい一冊でし...続きを読むた。
Posted by ブクログ 2011年10月16日
テレビ・ドラマの原作本であり、文庫本になったのをきっかけに、手に取った。
最初は、テレビ・ドラマの配役のイメージで読んでいたが、次第にイメージの対象が本人たちになっていった。
ほのぼのとしていて、心癒される、いい本だ。若いころの貧乏な生活が今の若い人にとって、新鮮だ。
水木シゲルの人柄によるところも...続きを読むあるのだろう。
サクセスストーリーでもある。
Posted by ブクログ 2011年09月21日
一昔前まで自分は水木しげるという人物がゲゲゲの鬼太郎の原作者意外のことは知らなかった。このエッセイは婦人してんから見た水木の自伝でもある。水木がどんな人物であるか、またそれを取り巻く環境がどうであるか。非常に面白かった
Posted by ブクログ 2011年09月21日
一年前に実業之日本文庫が刊行されたとき、この作品は絶対一年後には文庫化されるだろうと思っていて単行本買うの我慢していました。こういうおだやかな内容のは疲れているときよむといいなーと思います。
Posted by ブクログ 2011年09月21日
妖怪漫画に全力を尽くすちょっと変わった夫と、それを陰で支える女房の話。夫婦共働きが主流になっている今からみると、古い夫婦の形かもしれないが、夫が家事などをやらずに仕事にすべてを注ぎ込んだからこそ、名作ができあがり、貧乏から抜け出せたのだとも思うし、それを女房としても誇りを持っているわけだし、理想的な...続きを読む夫婦だと感じた。そして自分はそういう古い形が好きなんだとも感じた。最近の男が弱くなった理由のひとつに、家庭の収入を一人で支える、という責任が薄れたせいもあるのかな。
・「なまけ者になりなさい」とは、なまけものになれるように努力すべきときにうんと努力しておけ、という意味。
Posted by ブクログ 2021年01月26日
僕にとって水木しげるは、手塚治虫、石ノ森章太郎、藤子不二雄と並ぶ漫画界の巨匠。
子供の頃からのファンで、むさぼるように読んでいた。
もちろん、『ゲゲゲ』ではなく、『墓場の鬼太郎』時代からなので、相当に長いつきあいである。
中学時代はちょっとませたガキだったんで、月間漫画雑誌『ガロ』を読み、水木しげる...続きを読む、つげ義春の作品が贔屓だった。
さて、この本の著者は水木しげるの奥様である武良布枝さん。水木との結婚から晩年までを、さらりとたんたんとした筆致で綴っている。
貧乏時代の話も壮絶だが、明るく笑顔を忘れずに乗り越えていくその姿が、日本女性の芯の強さと相まって感心する。夫を立てる謙虚さと、たくさんのやさしさが文章に溢れている。
一気読み、かつ読後感も爽やかだった。
この本を読んでから、ドラマも観たくなってしまい、YouTubeにアップされている動画を探してみたら総集編があった。
何と、3時間ぶっ通しで鑑賞(笑)。
松下奈緒の演技がイメージ通りで良かったと思う。
『マッサン』以来、連ドラマニアになって、このところは『あさが来た』の録画を毎日楽しみにしているくらいだが、『ゲゲゲの女房』を見逃したのは今さらながらに後悔している。
総集編を観た限りでは、原作に忠実だったのも好感が持てた。
Posted by ブクログ 2019年08月20日
「追悼水木しげる ゲゲゲの人生展」を目指す電車の行き帰りで読んだ。
ドラマ未見。映画は鑑賞済み。
単行本は2008年刊行。
展覧会の予習として角川文庫「私はゲゲゲ 神秘家水木しげる伝」(2006-2007)を読んでいたのだが、結構挿話が重複している、というか引き写しの部分も多い。
「ボクの一生はゲゲ...続きを読むゲの楽園だ」(2001)を改題した「完全版水木しげる伝」(2004)は未読だが、
思うに、度々刊行される水木しげるの自伝漫画や自伝エッセイや自伝小説を読み込んだライターが、著者に書かせた……あるいは語らせた、という経緯なのではないか。
まあカブっているからダメということではまったくなく、家内手工業的な漫画家事務所としては挿話も切り口も似通ってしまうのは、仕方ない。
ただ奥様による手記が成立しただけでも、意義深いことなのだ。
こうやって水木しげるの筆と身内の筆と信者の筆がダマになって判別しづらくなってもわーっとした伝説となっていくのだろう。
ファンとしてはエピソードの羅列を享受するだけだ。
(脱線するが稲垣足穂の妻志代が「夫稲垣足穂」を足穂の死去6年前に刊行しているというのはすごい。どういう経緯だったんだろうか……)
個人的には、布枝さんの少女時代や戦前のド田舎の生活を、もっと読みたかったかな。
Posted by ブクログ 2011年12月14日
戦後の日本を力強く生き抜いた、すばらしい夫婦の物語。
水木さんのタフさ、漫画を描く事への情熱の深さに驚いた。また極貧生活の中でやっとの思いで絞りだしたお金を、貯金するのではなくタバコや甘いものなどの嗜好品に費やしてしまう「明日どうなるかわからないので、今この瞬間を大切にする」という姿勢が特に響いた...続きを読む。アイディアの源泉は、こういう普段の姿勢にあるのではないかと思う。
一方で、著者である水木さんの奥様は水木さんに勝るとも劣らない、器の大きさを感じた。かなり謙遜されているが、奥様なしには水木さんの成功はなかったと言えなくもないと思う。